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レポート

【UFC】キャリア3年のガーヌが元RIZINのホーゼンストライクを破り8勝無敗に! ダゲスタンのアンカラエフが6連勝

2021/02/28 10:02

【コ・メインイベント】

▼ライトヘビー級 5分3R
○マゴメド・アンカラエフ(ロシア)205.5lbs/93.21kg
[判定3-0] ※29-28×3]
×ニキータ・クリロフ(ウクライナ)205.5lbs/93.21kg

 ライトヘビー級8位のクリロフと、11位のアンカラエフが対戦。

 MMA14勝1敗のアンカラエフは、ダゲスタン国立大学時代にグレコローマンレスリングを学んだ後、コンバットサンボを始め、スポーツマスターの称号を授与された。アマチュアMMAでロシア国内選手権、世界選手権で王者となり、プロでローカル大会を経て、2018年3月にUFCデビュー。ポール・クレイグ相手に優勢に試合を進めるも、3Rに三角絞めに捕まり、残り1秒でタップしMMA初黒星。しかしその後は5連勝(4KO)をマークしている。

 2020年2月にイオン・クテラバに38秒 TKO勝ちも、レフェリーのストップが早すぎたと論争が起こり、2020年10月に再戦。1R 4分19秒、KOでクテラバを返り討ちにしている。

 対するクリロフは、ヘビー級からライトヘビー級に落として連勝していたが、ミーシャ・サークノフに敗れリリース。2018年に再契約してからは2勝2敗で、現王者のヤン・ブラホヴィッチと、グローヴァー・テイシェイラに敗れるも、2020年3月の前戦ではジョニー・ウォーカー相手にデビュー以来初となる判定勝ちをマークしている。

 1R、サウスポー構えのアンカラエフに、オーソドックス構えのクリロフは強い右を打ち込み、組んですぐにスタンドバックテイクへ。引き出して崩して右の足首を使い、左足を両足で挟んでコントロール。しかし、足を抜いたアンカラエフは金網を使い立ち上がる。

 なおも右で差してハイクラッチのクリロフだが、小手に巻いて差し上げるアンカラエフは切る。右から左ハイを狙いクリロフに、強い圧力をかけるアンカラエフは左ミドル、しかしクリロフも右を当てる。

 ワンツーから前蹴り、そのまま歩いて打撃を放つ、極真空手出身のクリロフ。組んで行くアンカラエフは右で差すが、クリロフは凌ぐ。

 2R、組んで押し込み右を当てるアンカラエフ。サウスポー構えながら前手の右が強いアンカラエフ。クリロフは回りながら左ミドルを返す。圧力をかけるアンカラエフは右ハイ。クリロフの左ミドルを掴んで首相撲ヒザはアンカラエフ。さらにクリロフの入りにアンカラエフは右を合わせる。

 クリロフのハイ、さらに後ろ廻し蹴りをかわして組んでテイクダウン。クリロフは下から右手おオーバーフックしてスイープ狙い。さらに頭をつけてダブルレッグに入るが、ここは潰したアンカラエフ。下のクリロフはニーシールドで手首を持つが、そこにヒジ打ちはアンカラエフ。

 3R、ワンツーから左ミドルに繋ぐクリリフ。前蹴りから前に出るアンカラエフ。クリロフの右ローに右ストレートを合わせるアンカラエフ! なおも右で差して組んでいくアンカラエフは、前方に崩して小外がけテイクダウン! 左を小手に巻き立ち上がるクリロフ。右で差してバックを狙うアンカラエフだが、小手に巻き金網背にするクリロフ。脇を潜りそうになるが、外足を越させないクリロフに、ダブルレッグテイクダウンはアンカラエフ! 相手のふくらはぎをニーオンするアンカラエフ。そのまま細かくパウンドし、ブザー。

 判定は3-0(29-28×3)でアンカラエフが勝利。

 UFC6連勝を飾ったアンカラエフは、試合後、「ありがとう。彼とレスリングするつもりはなかったけどそうなってしまった」と淡々と語った。

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