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2021年4月29日(木・祝)、シンガポールで開催されるONE Championship「ONE on TNT 4」(日本時間29日・朝10時)にて、青木真也(日本・37)が、元UFCのセージ・ノースカット(米国・24)とONEライト級(※※77.1kg)で対戦することが、公式SNSにて発表された。
同イベントは米国のTNT(ターナー・ネットワーク・テレビジョン)とジョイントして4週連続で開催されるシーズンの締めくくりとなる大会。
青木は、2021年1月22日の前戦でONEライト級(※77.1kg)で、LFA二階級王者ジェームズ・ナカシマ(米国)と対戦し、1R ネッククランクで一本勝ち。2019年10月のホノリオ・バナリオ戦の一本勝ちと、2020年9月の江藤公洋戦の判定勝ちに続く3連勝を飾っている。MMA46勝9敗。
対するノースカットは、MMA11勝3敗。実姉のコルビー・ノースカット(キックボクシング出身のMMAファイター)の影響で4歳から空手を始め、テコンドー、カジュケンボー、ブラジリアン柔術などを学び、高校ではレスリング部に所属。2014年にプロMMAデビューし、5連勝でUFC入り。UFC6勝2敗の戦績で、2019年5月にONE Championship参戦。
ONEウェルター級(※83.9kg)で、元It's Showtime77kg級MAX世界王者のコズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)と対戦し、1R 29秒、右フックによりKO負けを喫した。UFCではライト級とウェルター級で戦っていたノースカットは、水抜き無しのONEウェルター級を「自分には大きい階級だった」と振り返っており、最終的にはONEフェザー級で戦うと語っている。
史上3番目の若さでUFCと契約した“スーパー”セージ・ノースカットは、オクタゴンでも育成マッチメーク的な試合を重ねるなど、人気の高いストライカー。ONEとしては、日本の“レジェンド”とのマッチアップで、北米進出に弾みをつけたいところだろう。
5つのKO・TKOに加え、3つの一本勝ちをマークする一方、UFCでブライアン・バーバリーナに肩固め、ミッキー・ガルにリアネイキドチョークを極められており、畳み掛ける打撃ラッシュは脅威なものの、組み技では青木が上回っている。24歳のフレッシュでパワフルなノースカットに、37歳の青木がいかにMMAで立ち会うか、注目だ。