2021年2月23日(火・祝)東京・後楽園ホール『RISE 146』の前日計量&記者会見が、22日(月)都内にて14:00より行われた。計量は全選手が一度目でパスしている。
会見の冒頭、伊藤隆RISE代表は「53kgのDEAD OR ALIVEトーナメントがあるかとざわざわしていますが、やります。7月に日時も場所も決まっています。1カ月以内に発表します。5月までの大会で組まれる53kgの試合は全て(出場者の)セレクションマッチになります」と、53kgの賞金トーナメントを開催すると発表した。
これを受けて今大会に出場する、大崎一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者、初代WMC日本フライ級王者、LPNJフライ級王者=52.95kg)vs一航(新興ムエタイジム/WBCムエタイ日本統一バンタム級王者、NJKFバンタム級王者、WMCムエタイ日本バンタム級王者=52.8kg)、HIROYUKI(RIKIX/元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者=52.95kg)vs風音(TEAM TEPPEN/同級4位=52.95kg)のスーパーフライ級の4選手は次のようにコメントした。
大崎「一航選手は若くて強いですが、53kgのトーナメントもあるのでここでは負けていられないので、しっかりいい勝ち方をして大会の最後を締めたいと思っています」
一航「初参戦でメインで大崎選手ということでチャンスをいただいたので、勝ってチャンスをモノにしたい」
風音「1年間溜めに溜めまくったものを、トーナメントに出たいですけれど明日は溜まりに溜まっているので1年分爆発させてやろうかなと思っています」
HIROYUKI「53kgのトーナメントをやるってことでここにいる人全員強いですけれど、僕も結構強いと思うので5月にもう1試合やって7月に向けて出られたらなと思っています」
兄の大田拓真(1月大会で工藤政英に判定負け)に続いてRISE参戦となる一航は「兄貴がRISEルールを意識しすぎちゃっていつもと違うスタイルだったので、自分は意識し過ぎずいつも通りに戦いたいと思います」と、普段通りのムエタイスタイルで戦うという。
風音は2019年9月に元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也からTKO勝利、11月には元NJKFフライ級王者の松谷桐に判定勝利、昨年2月の大崎一貴戦では判定負けと、他団体の王者クラスとの対戦が続いており、怪我からの復帰戦となる今回も元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者HIROYUKIとの対戦となった。
RISEの門番として役割を果たすかと聞かれると、「RISEの門番になったつもりは1ミリもないですけれど、そう言ってもらえるのなら門番として追い払う感じかなって。自分はRISEの選手と1回もやってないんですよね。他団体のチャンピオンとばかりで。それで勝っているので、今回も勝って門番らしく頑張りたい。怪我はもう完璧。思い切りいきます」と、その場で門番に就任した。
それを受けてHIROYUKIは「門番…頑張ります。うまいこと言えないですが、いい選手なのでいい試合になると思います」と話した。
また、これが3回目のメインイベント登場となる大崎はRISEのメインについて「KOで勝ちたいのがある。1年間KOで勝てていないので、どうしても力が入りすぎているのは反省です。それでもいかに結果を出せるかがRISEだと思うので、KOを狙ってしっかり試合をしたいと思います」と、今回こそKOを見せたいとする。
1月大会では弟の大崎孔稀がワンサイドで試合を進めて最後は右カーフキックによるKO勝ちを収めており、「めちゃいい勝ち方をしていて、すぐそばで見ていてめちゃ刺激もらいました。それに続かないといけないと思っています。ミットも持ってもらってアドバイスもらっているのでそれを試合で出していければ」と、兄ながら刺激を受けたという一貴。
当然、一貴もカーフキックを使ってくる可能性があるが、それを一航に聞くと「カーフキックは特に警戒してないです。しっかりカットすれば問題ないと思っています」と、自分にカーフキックは通用しないと答えた。