キックボクシング
ニュース

【RISE】元西武の相内誠「打ち合って右ストレートでKO」宣言も、コーチは「勝てる確率は50~60%くらい」

2021/02/19 19:02
 2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2021』で、デビュー戦を迎える元西武ライオンズ・相内誠(フリー)の公開練習が19日(金)都内で行われた。相内は3勝5敗のDelgermuru拳信王(=デリゲルムルン・ケンシンハン/FLAT UP/モンゴル)とスーパーライト級(-65kg) 3分3Rで対戦する。  相内はゆっくりめのシャドーでジャブ&右ロー、記者会見で得意技としてあげていたヒザ蹴りも繰り出す。その後のミット打ち(1分30秒)ではジャブ、右ストレート、ワンツー、右インロー、右ミドルと単発の攻撃から、右ストレートから右ミドルそして前蹴り、ワンツーから左ミドルすぐに右ローといったコンビネーションも披露した。  初めての公開練習に「今まで練習してきたことをそのままやるだけでした。緊張はないですが照れ臭かったですね」と笑う。周囲からは1カ月前とは見違えるようになったとの評価を受けていることに対して、「僕自身も少しは形になってきた実感はあります。見違えると言われるのは一番嬉しい言葉ですね」と喜んだ。  自分自身では「正直、技術云々というのは今からやったところで、少しは変わりますけれど大きく変化させるのは難しい話なので、気持ちの強さとか、心が折れそうになった時にちょっと踏ん張れるようになってきたのかなっていうのはあります」と、気持ちの部分が変化したと実感している。  プロ野球のデビュー戦と比べるとどうかとの質問には「プロ野球の時は初登板と言ってもその前から野球の試合はしていたので、今回はしたことがないので不思議な気持ちです。正直なところ楽しみ半分、不安半分ですね」と、心境は違うという。 「野球をやっていてピッチャーだったことで、ストレートは通用すると思うので右ストレートでKOしたいですね」と、決め球ならぬ決め技は右ストレートにしたいと予告。野球のフォームを応用した打ち方はと聞かれると「野球のように思い切りふりかぶって殴って当たればいいけれど、そうはいかないと思うのでコンパクトに打ち込む練習をしているのでそれを試合で出せたらと思います」とした。  拳信王とは「打ち合えるんじゃないか、楽しい打ち合いが出来ると思うし、見ている人にも楽しいと思ってもらえる試合ができると思います」と、会見と同じく打ち合いを宣言した。 「練習でも何回か(攻撃を)もらっているのでもらわないようにします。(打ち合うのは)怖いですよ。でも、アホみたいにいきなり打ち合うんじゃなく、しっかりそういう場面が来たらしっかり逃げずに戦いたい。(打ち合いの練習は)今しています。当時を楽しみにしていてください」  現在の体重はリミットまであと3kgの68kg。減量に関しては「あまりいい気分じゃないですね(笑)。でもやらないと試合が出来ないので最低限のことなのでやります」とややしんどそうな雰囲気も。  試合まで10日間切った今、課題はクリアーできたかとの質問には「特に課題っていう感じはなくて、練習でやってきたことを試合でそのまま出すだけなので。試合をしないと課題は分からないですからね。試合をして見つかると思うので、それから考えたい」と、今回は練習でやってきたことを出すだけと強調。メンタル部分に関しては「当日になってビビっちゃうだろうけれど、今のところは大丈夫です。人前で何かをするのは少しは慣れているので」と、それほど緊張はしないのではないかとした。  スパーリングに関しては「ラウンド数や相手のことなどは細かくは言えませんが、それなりに試合でしっかり勝てるような相手と練習量はしているつもりです。戦いにはなると思っています」と自信をのぞかせた。  また、ミットを持った元J-NETWORKスーパーライト級王者・菅原勇介コーチは「彼は素晴らしいですね。最初はちょっとツンとした感じなのかなって思っていたんですが、挨拶もできるし礼儀正しい。そこがよくないとこっちも真剣に教えたくない、雑になるんですが、人としてちゃんとしているからこっちも全力でサポートしないといけないなと思って今もやっています」と、相内の真面目な姿勢を評価。  相内が自信を持つ右ストレートに関しては「パンチは最初は伸びていなかったんですが、だんだんと伸びてきて形になってきました。最初は距離も近かったし、リーチを活かせてなかったが、今は体重も乗っているし、強力な武器になっていますね」とお墨付きを与える。さらに「右ストレートだけじゃなく奥の手…いろいろ楽しみな技があるので、試合でのお楽しみにしていただければ」とニヤリ。  しかし、現段階で勝てる確率はどれくらいあるのかと聞かれると「正直最初は10~20%、今は50~60%くらい。でも試合は蓋を開けないと分からないですから。一発デカいのをかましてくれると思っています」と、厳しめの評価も。それを聞いた相内も「僕もそれくらいだと思っています」と苦笑した。  なお、入場テーマ曲が使えるかどうかはまだ分からないが「もう考えてあります。まだ言えないのでお楽しみに。意外だなって思うかもしれませんね。そっち系に行くんだってなるかもしれません」と笑った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント