「めちゃくちゃ気合い入っています」と木村。11連続KOを目指す (C)K-1
2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K'FESTA.4 Day.2』で、第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王者MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)との対戦が決まったK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO)のインタビューが主催者を通じて届いた。
木村は長くK-1の主要選手として活躍し、2018年8月にはKrushウェルター級王座に君臨。2019年にはK-1の全大会に出場し、全試合KO勝利。2020年3月には「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」を3試合連続KOで制し、悲願のK-1王座に就いた。12月の両国大会ではアビラル・ヒマラヤン・チーターに初回まさかのダウンを喫するも、2Rで逆転TKO勝ち。K-1 JAPAN GROUPの年間表彰式『K-1 AWARDS 2020』ではMVPを獲得した。戦績は36勝(29KO)9敗1分で、現在10連続KO中。
今回はいつも以上に派手なKOをかましてこそだと思う
――4年連続となる『K'FESTA』出場で、MIKE JOE選手と対戦が決まりました。対戦発表会見ではフェイス・トゥ・フェイスから一触即発になる場面もありました。
「なんか向き合った時に燃えるものもあって、ああなったんですけれど、自分が今めちゃくちゃコンディションがいいから、それが形になって出ただけですね。コンディション的には今の時点でもう仕上がりバッチリだなっていう感じです」
(写真)フェイス・トゥ・フェイスのにらみ合いから木村がJOEを突き飛ばし、あわや乱闘に
――試合としては昨年12月K-1両国大会でのアビラル・ヒマラヤン・チーター戦以来となりますが、あの試合を振り返ってもらえますか?
「アビラル選手との試合はああいう展開(※先にダウンを奪われてからの逆転勝ち)になったんですけれど、自分に足りない部分や改善点がたくさん出てきたから、それを改善するための練習で忙しかったです。そのおかげもあって、記者会見を組まれた時点で仕上がりがいいので、今回の試合は楽しくできると思います」
――アビラル戦からのレベルアップに手応えを感じているようですね。
「前回の良くなかったところが改善に向かっているので気分もいいです。コンディションの良さも実感するので、より強くて、より熱くて、よりアグレッシブな姿を見せたいです」
――K-1王者となった昨年の『K'FESTA.3』から、今回でちょうど1年になります。2020年を振り返っていかがでしょう?
「去年はめちゃくちゃいい一年だったと思います。いろんなチャンスをモノにできた年で、今年もいろいろチャンスが増えてくるだろうし、面白いことも増えてくると思うので、そうなった時に一番仕上がってるやつ、一番試合でぶちかます準備ができてるやつが最初に光を浴びると思うんですよ。
僕は格闘技界のトップにいると思うので、気を抜かず自分のコンディションを最大限まで持っていって、自分のポテンシャルを誰にも負けないぐらいまで仕上げて試合をしようと思います。試合の中でできる最大限のパフォーマンス、気持ちを見せてお客さんに楽しんでもらう。それでまた次開催されるイベントを楽しみに待ってもらう。そういう流れが今年はできると思うので、去年は自分がチャンスを掴む感じだったんですけれど、今年はよりお客さんに何を提供できるか、どれだけ楽しませられるかが課題・テーマになってくると思います」
――対戦相手のMIKE JOE選手についても聞かせてください。以前、MIKE JOE選手がKrushに出場した際、木村選手は解説をしていましたが、どんな印象を持ちましたか?
「解説の時は気持ちが強くていい選手だな、アグレッシブで熱い選手だなと思いました。でもそれぐらいですね。対戦相手としてみたら“レベチ”ですよ、そもそものレベルが違います」
――分かりました。それでは最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。
「今年はすごくいい年になると思います。ファンのみなさんにもより一層格闘技を楽しんでもらえる一年になると思うし、そんな中で試合はすごい大事なパフォーマンスの場です。『やっぱり木村“フィリップ”ミノルが一番スゲぇな』や『木村“フィリップ”ミノルがいないとつまらない』という印象を根付かせようと思っています。今回はいつも以上に派手なKOをかましてこそだと思うので、めちゃくちゃ気合い入っています」