2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2021』にて、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)との再戦が決まっているRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)。
2月14日に自身のYouTubeチャンネル『那須川天心チャンネル』にて、自らやりたいと企画したアニメ・マンガの技は実際に使えるのかを検証する動画をアップした。
(写真)ミットで試し、その後はスパーリングでも技を試した那須川「アニメの技で僕が実際にできそうな技を募集したんですよ。その中の技をやって行きたい。今回はその第一弾。試合の中でトリケラトプス拳やNARUTOの構え、KOした時のかめはめ波をやったりとか。試合で出来る技がたくさんあると思うんですよ。自分の中でもテンション爆上げです」と、ノリノリの那須川。
『バキ』『ドラゴンボール』『NARUTO』など好きなアニメ・マンガが多い那須川だが、今回選んだのは『鬼滅の刃』。その登場人物の中で「打撃系」の技を使う猗窩座の技が実際に使えないかを検証した。
「鬼になれ杏寿郎」とまずはモノマネから入り、「破壊殺・羅針」「破壊殺・乱式」「破壊殺・脚式」の冠先割と飛遊星千輪、さらには破壊殺・砕式の万葉閃柳、終式・青銀乱残光と、次々と技の説明をする那須川。「我妻善逸の雷の呼吸、壱ノ型 霹靂一閃もやります」と言い、しっかり練習してから後日、何も知らせていない相手とスパーリングをして試すという企画だ。
(写真)かつては「空手バカ一代」の三角蹴りも見せたことがある「破壊殺・羅針」の構えに関しては「めちゃめちゃやりにくいです。こんなの使えるかってくらいですけれども、やらないといけない」と、やる前から懐疑的だったが「自分の中では強くなった気分ですから」と、やる気は十分。「俺のレパートリーを増やすためですから」と本気で“アニ技”を取り入れたいと意欲を見せる。
そして実際に、RISEに出場しているプロ選手の梅井泰成(TEAM TEPPEN)を相手にスパーリングを行い、技の数々を披露する那須川。懸念していた「破壊殺・羅針」に関しては「あの構えはカーフキックめっちゃ喰らう。使えない。むずいっすわ」と断念しながらも、試してみて実際に使えそうな技があったことを告げた。
「いろんなアニメがありますから。勉強してやっていきたい」と、那須川は本気でアニ技を現実のものにしたいと意気込んだ。那須川の身体能力なら、本当に試合で繰り出す日もやってきそうだ。