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【RIZIN】斎藤裕、4月参戦へ「まだまだ相手はいる」、榊原CEOはフェザー級ワールドGPに向け「どれだけ日本人は枠を獲得できるか」「Bellatorからは王者に来てもらいたい」

2021/02/13 14:02
 2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールで開催される「RIZIN.27」の会見が2月12日、都内にて行われた。会見後に榊原信行CEOが囲み取材に応じ、フェザー級の日本人サバイバルマッチ、そして海外選手を招聘するワールドGPについて語った。  今秋に開催を予定しているフェザー級ワールドGPに向け、3月名古屋大会では、フェザー級の日本人サバイバルマッチとして、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs.摩嶋一整(毛利道場)、堀江圭功(ALLIANCE)vs.関鉄矢(SONIC SQUAD)の2試合が発表された。  そんななか、RIZIN&修斗世界フェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)について、榊原CEOは「斎藤裕は4月参戦です。5月(大阪)ではなく」と明言。また、朝倉未来(トライフォース赤坂)については、既報の通り「朝倉未来も(3月に)『出たい』と言っていて、未来が3月も4月も連戦してもいいと思っているなら、ご当地だしスクランブル発進で未来の試合も組むという可能性もゼロではない」と連戦の可能性を示唆している。  そして、今秋のワールドGPには、海外から「各団体のベルトを持っている選手に参加してほしい」と展望を示した。  現在、Bellatorで開催中のフェザー級ワールドGPでは、パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(※RIZINライト級GP準優勝のパトリッキーの弟)とエマニュエル・サンチェスが、4月2日の開幕戦で対戦し、勝者が、すでに決勝進出を決めているAJ・マッキーJrと6月に対戦することも発表されている。  榊原CEOは、今秋開催のフェザー級ワールドGPについて、「Bellatorからもチャンピオンに来てもらいたい。そもそもRIZINは、チャンピオンシリーズをやりたいと目指しているので、各プロモーションのベルトを巻いた人たちに、このRIZINのベルトを獲りに来てほしいという──後から出てきていながら、無茶苦茶、生意気なことを言っていますが(笑)、ROAD FCからもチャンピオンに来てほしいし、Bellatorからもチャンピオンに来てほしい」と、あくまでチャンピオンクラスの参戦を希望。 「そういう外国人選手のトップと、日本人のフェザー級のトップがどう迎え撃つか、という対立概念のなかでのGPに出来るように、いまウチのチャーリー(柏木信吾マッチメーカー)が頑張っているので。もう準備は出来ています。その意味では、前半のフェザー級の試合のなかで、どれだけ日本人の枠を獲得できるか」と、群雄割拠の日本人フェザー級ファイターたちの生き残り戦が始まる、とした。 [nextpage] あっという間にフェザー級の選手たちの枠は埋まる 「あっという間にフェザー級の選手たちの枠は埋まる。『朝倉未来以下、その他』の選手だったのが、それぞれ顔と名前と個性を出して、斎藤裕を筆頭に、未来もいれば、クレベル・コイケもいれば、ドミネーター、DEEPチャンピオンの牛久(絢太郎・2.21「DEEP100」で中村大介と対戦)もいるし、今回も堀江(圭功)が出て来た。日本人だけで8人揃っちゃうんじゃないのという状況でもあるけど、そこでファンからこの選手を、と推される選手になるための査定の試合かなと思います」という榊原CEO。  日本人フェザー級戦線は、王者・斎藤裕を頂点とし、朝倉未来、クレベル・コイケvs.摩嶋一整(名古屋大会で対戦)、弥益ドミネーター聡志、芦田崇宏、萩原京平、平本蓮、関鉄矢、堀江圭功などタレントが揃ってきた。  RIZINにまだ参戦していない王者では、DEEP王者の牛久絢太郎、PANCRASE王者のISAO、修斗環太平洋フェザー級王者のSASUKE、GRACHAN二階級王者の山本琢也、首の怪我の治療中のGRACHAN前フェザー級王者阪本洋平らも候補に登る。  3月、4月、5月の3カ月連続開催を発表した榊原CEOは、本誌の取材に「3月に名古屋の日本ガイシホール、4月は横浜アリーナの可能性もあるし、ひょっとすると延期になった東京ドームの可能性もある」と語っている。しかし、4月大会の会場は「半分まで入るならドームでやる意義はあるけど、(上限)5千人だったらドームでやるまでではない」とも語っており、4月大会は、新型コロナウイルスの感染防止対策次第としている。  斎藤裕が参戦するという4月大会は、どこでどんな相手になるか。斎藤裕はアンチからのメッセージに「試合やっていくから黙って見とけって、本音では思う」とSNSで語っており、さらに修斗とRIZINのダブルチャンピオンになってのハングリー精神について、「選手でいる以上は、常に足りない・足りないと求めて行かないとできない。チャンピオン取っても試合は続いていく。まだまだ相手はいるし、誰誰とやったら俺負ける、と言われているからね。自分に可能性を感じているし、やるしかないでしょう」と、力強く語り。王者としてのRIZIN初戦に向かっている。  また、斎藤はBellatorフェザー級では、AJ・マッキーJrに注目しており、AJはBellatorフェザー級GPで優勝して、RIZIN参戦はありうるのか。パトリシオとサンチェスが対戦する4月2日のBellatorの準決勝も含め、注目だ。
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