2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールで開催される「RIZIN.27」の対戦カードが2月12日(金)、会見にて発表された。
フェザー級(5分3R・ヒジあり)で、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs.摩嶋一整(毛利道場)、堀江圭功(ALLIANCE)vs.関 鉄矢(SONIC SQUAD)の2試合が発表された。
2021年秋に開催予定のフェザー級GPに向け、日本代表選考サバイバルマッチとなる試合。
元KSWフェザー級王者のクレベルは、2020年の大晦日にRIZIN初参戦。元PXC同級王者のカイル・アグォンを1R ダースチョークで極めて初陣を飾ったばかり。王者・斎藤裕との対戦をアピールしていた。
対するRebel FCフェザー級王者の摩嶋は、2020年8月にRIZIN初参戦し、斎藤裕(現RIZINフェザー級&修斗世界同級王者)と対戦。1Rはバックマウントを奪うなど攻勢も、2Rに斎藤のサッカーキックを受けてTKO負けを喫している。
KSW以降、西浦“ウィッキー”聡生、アグォンを2試合連続で一本勝ちしているクレベルが極めの強さを見せて、王者への挑戦権を得るか。それとも、RIZINルールを身につけた実力者・摩嶋が、クレベルもドミネートするか。
会見でクレベルは「自分の今年試合を始めるのが凄い嬉しいね。RIZINでチャンスをいただきありがとうございます。摩嶋と自分で絶対にいい試合を見せたい。みんな応援して見ていてください。私、頑張ります」と語り、摩嶋(会見は欠席)は「今大会のオファーありがとうございます。対戦相手のクレベル選手は、技術も実績も今の日本のフェザー級のトップクラスにいる選手だと思っています。以前から戦ってみたいと思っていましたし、実際対戦することが決まって本当に楽しみです。お互いにフィニッシュ率も高いので、一本決着に期待して下さい。そして、海外の選手がこれない状況の中でも、RIZINファンの皆さんや格闘技ファンの皆さんに楽しんでもらえる試合をして、日本の格闘技界を盛り上げたいと思います」とのコメントを発表してる。
もうひとつのフェザー級戦では、元UFCファイターで朝倉未来や朝倉海とも練習経験を持つ堀江圭功が、ZST王者の関鉄矢と対戦する。
MMA9勝3敗、25歳の堀江は、PANCRASEで頭角を現すと、2019年7月の「UFC 240」にスクランブル参戦。ハキーム・ダオドゥに3R 左ハイキックでKO負けでリリースとなった。2020年2月にPANCRASEに復帰し、内村洋次郎に判定勝ち。2020年9月の中島太一戦ではスプリット判定負けしており、今回が再起戦となる。
対する関は、水垣偉弥、井上直樹らと練習を積み、2020年8月にRIZINに初参戦し、神田コウヤを2R TKOに下している。長いリーチを活かした打撃と粘り強い戦いが持ち味で、堀江のMMAを崩すことが出来るか。
会見で堀江は「RIZINという日本で一番有名な大舞台で自分の実力を見せられるチャンスが来たことをとてもワクワクしています。まずは目の前の敵、そして目の前に立ちはだかる敵たちをこれから一人一人ぶっ飛ばします。楽しみにしていてください」と決意。
対する関は、「ZSTから来ました。2回目の参戦ですがRIZINで戦えることを光栄に思います。対戦相手は堀江選手と言うことでゴリゴリのストライカーなので、自分も相性がいいかなと。殴って殴られてもっと殴って倒す。単純明快で面白い試合をしますのでご期待ください」と意気込みを語った。