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【シュートボクシング】初参戦の心直「SBのベルトは健太会長が唯一獲れてないベルトなので獲りたい」

2021/02/05 15:02
 2021年2月7日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2021 act.1』に初参戦、SB日本バンタム級1位・伏見和之(RIKI GYM)と対戦する心直(REON Fighting Sports Gym)のインタビューが主催者を通じて届いた。  心直は“プロフェッショナルシスト”健太を師匠に持ち、ジュニア時代はNJKFアマチュア大会で45kg級王者に。プロデビュー後、J-NETWORKではフライ級新人王となり、同級4位にランクイン。2020年9月の新日本キックで元日本フライ級王者・泰史から勝利を奪う番狂わせを起こした。12月のREBELSでも延長戦までもつれ込む接戦で老沼隆斗を苦しめている。戦績は5勝(1KO)5敗2分。 倒さずにそのままずるずると伸ばして伸ばして判定で勝とうかなと ――今回SB初参戦が決まりました。心境はいかがですか。 「初めての舞台で初めてのSBルールで久々のヒジなしのルールになります。健太会長が唯一獲れてないベルトの団体なので、緊張感があります」 ――以前からSBのリングに憧れがあったのでしょうか。 「去年の年末に以前お世話になったキックの代表とお話した時に『どんなルールでも戦っていける方がいいぞ』と言われて感銘を受けたというか、これからはラウェイルールでもどんなルールでも挑戦しようと考えていたところ、ちょうどタイミングよくSBからオファーが来たので受けることにしました。ちなみに僕はアマチュア時代に山田ツインズと2~3回戦っていて僕が全部KO勝ちしています。彪太朗と虎矢太と名前が似ていてさらに顔も似ているのでどっちに何回勝ったのかは全然わかりません(笑)。殴り合った時にめちゃくちゃパンチ力があったのを覚えています」 ――アマチュア時代にそんな豪華カードが実現していたんですね。初挑戦となるSBルール特有の投げ技、立ち関節技に関してはどう考えてますか? 「中学と高校の6年間、体育の授業で柔道を選択していたのですが、投げることは難しかった印象があります。出るからには立ち技で勝負しながら、そういうのを狙える場面があったら狙っていき、2021年の一発目で新しい心直を見せられたらと思います」 ――SBに何度か参戦経験のある健太会長と対策を練っていたり? 「そうですね。立ち関節は全く練習していないのですが、会長は高橋幸光選手とSBのリングで戦った時(2017年11月22日)、一本背負いでシュートポイントを奪われて延長戦にもつれたことがあります(健太が延長判定で勝利)。『柔道経験者はこの場面で投げてくるから』といったアドバイスはいただいてます」 ――対戦する伏見和之選手にはどのような印象がありますか? 「ガンガン前に来て熱い選手ですよね。伏見選手の強みって、ダウンを取られてからだと思うんです。ハートが凄く強く、ダウンを取られた後から巻き返すじゃないですか。松谷桐とやった時(2019年12月3日)も2Rにダウンを取られてからダウンを取り返しただけじゃなく、シュートポイントも奪ってましたよね。なので倒さずにそのままずるずると伸ばして伸ばして判定で勝とうかなと(笑)。自分の強みは相手の攻撃を当てさせずに、僕がちょこちょこ当てる展開を作り、相手にフラストレーションを溜まらせることなんです。最近気づいたんですけど、僕は相手の良さを消せるタイプなんだなと分かってきたので、今回もそういう戦いをしたいと思います。伏見選手は以前にチャンピオンになっている選手で、チャンピオンになれているのはそれなりの理由があるからなんです。簡単な相手ではないですけど、しっかり自分を見せていければ勝つのは不可能ではないと思います」 ――警戒している点はありますか? 「細かいステップからのパンチ連打や蹴りもしっかりできますし、組まれた時の投げ技もうまいので警戒しています」 ――もし今回いい勝ち方をして、定期的にSBに参戦していきたいという目標はありますか? 「そうですね。キックボクサーがSBに定期的に出るには、町田光選手のように投げ技を見せること、SBのリングでキックボクシングを見せていたら呼ばれないと思うので、SBのリングでSBをじっくり見せることが継続参戦につながると思います。でも、伏見選手はランキング1位ですよね。ここを食ったら必然的に呼ばれて、次は川上叶選手しかいないのかなと思います。会長が獲れていないベルトなので狙っていきたいですね」 ――いつか会長を超えたいという目標があるのでしょうか。 「会長はNJKF、Krush、WCムエタイと色んなベルトを獲ってきて、凄いトップ選手と競ってきた実績があります。会長と競っていくには、会長が今まで獲っているベルトを狙ったり、その上の超えるのも獲ることもそうですが、持っていないベルトを獲っていかないといけないと思っています」 ――チャンピオンの川上選手にはどういう印象がありますか? 「昨年11月のRISEでの大崎一貴戦を見ていたのですが、やはりうまいですよね。SBの試合では相手がパンチを打ち抜いたところを、避けて投げに行ったりします。そういうのを見ているとパンチ、蹴りの防御のバランスがうまくてキックボクサーとは違うものがあるなと思います」 ――心直選手の得意な相手の光を消した上で勝つ自信は? 「同じサウスポーなのでポイントの取り合いでつまらない試合になると思います(笑)」 ――ちなみにSBを定期参戦しているキックボクサーは、健太選手のようにロングスパッツを履いて戦うこともあります。ロングスパッツを履くことに憧れはあります? 「伏見戦をクリアーしてまた出ることになったら考えます。スパッツを履いて出たら、シーザー武志会長は絶対に喜んでくれますよね」 ――今回、ダブルメインに出るスアレック選手、栗秋祥梧選手とREBELSのメンバーの一人として出場しますが、そこは意識していますか? 「そうですね。海人選手が2月28日のREBELSに出場し、トレードでみんな出ることになったと思うんですけど(笑)、REBELSの威信に懸けても負けたくはありません。勝敗予想は全て6対4でREBELS勢が勝つと思います。でも仮に僕の左が当たって伏見選手が倒れたら、そこから巻き返す力があるのでドローになる可能性もあります(笑)。でも左がうまく当たっても倒れない程度に当てて、削っていけば勝てると思います」 ――最後にファンにメッセージを。 「僕はREBELSとSBの対抗戦の第1試合になりますが、SBファンもREBELSに来てくれるような試合をして、ムエタイやキックボクシングを知ってもらえるきっかけになってくれたらと思います。あと、SB継続参戦したいので試合が終わったらSNSで『心直選手うまい』『心直選手はSBルールに向いている!』といった書き込みをいっぱいして下さい(笑)」
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