4月21日(日)、横浜アリーナにて開催される「RIZIN.15」に出場する全選手の個別インタビューが19日(金)、都内にて行われた。
第5試合では、昨年大晦日に真珠・野沢オークレアにリアネイキドチョークで一本勝ちしたヤスティナ・ハバ(ポーランド)と渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)が対戦する。
柔道四段の渡辺は全日本指定強化選手に7年間選ばれ、オリンピック最終選考会に3度出場。講道館杯全日本柔道体重別選手権で5位など実績を持つ。2017年12月にMMAデビューし、杉山しずかに2度勝利するなど6勝1分で現在、負け無しだ。
今回の試合前には、柔道時代の先輩で2月に引退を表明したロンドン五輪金メダリストの松本薫とも再会。「第六感を呼び覚ます」と“野獣”らしいアドバイスも受けたという。
互いにスタンドは未知数。組み、投げ、そしてトップコントロールは柔道出身の渡辺が有利だが、ハバにはグレイシーバッハ仕込みの柔術の寝技もある。横浜でMMA初黒星の土がつくのは、ハバか渡辺か!?
──コンディションは?
「コンディションばっちりです。調子もいいですし、怪我もないですし、体調も順調です」
──ヤスティナ・ハバ選手の印象は?
「寝ても立ってもどっらもできて、しっかりとフィニッシュをする力のある選手。現役の軍人だということなので、精神力がすごく強くてメンタルに波がない、冷静に戦う選手なのかなと感じてます。そういう相手にしっかりKO、一本を取って、フライ級の渡辺華奈っていうのを、しっかりアピールして、強さを見せていきたいと思ってます」
──ハバ選手の「メンタルに波がない」と感じるのは、試合中の冷徹なヒジ打ちなどでしょうか。
「試合中や試合後も試合前も、表情が乱れることなく淡々としているように見えました」
──どんな練習をしてきた?
「格闘技歴がすごく浅いので、どこを強化するというよりは、全体のレベルの底上げを常に一生懸命やっています。やっぱり、MMAなので打撃やパウンドが柔道に特になかったところなので、そこも重点的にやっています」
──松本薫(2012年ロンドン五輪金メダル、2016年リオ五輪銅メダル)とさんとも会ったようですね。
「久しぶりに会って昔話をしました。すごくパワーをもらいましたね。やっぱり、偉大な人だなあと思って」
──何かアドバイスも?
「『第六感を呼び覚ます』とアドバイスをもらいました」
──第六感を呼び覚ませそうですか?
「はい。呼び覚ませそうです」
──ベルトを作ってほしい、と公開練習で言っていましたが、勝って誰と戦いたいですか。
「誰か選手というよりはベルトを作っていただき、王者になりたいです」
渡辺華奈「グラウンドコントロールを見てほしい」
「(前回の出場での変化は?)応援に来てくれる方が増えました。多くの方に知ってもらえて声をかけていだだく機会も増えました。(対戦相手の印象は?)極めのある選手。しっかりと勝つ技を持っています。(この試合に向けて)地力を上げるように全ての面を強化しました。一本、KOでフィニッシュして勝つこと、圧倒的に勝ちます。(RIZINという舞台は)華やかでオリンピックのよう。(観てほしいポイントは?)グラウンドコントロール。他とはちがう強さを魅せたいです」<関連リンク>RENAが4月21日「RIZIN.15」横浜アリーナ大会で復帰。渡辺華奈はベルト新設を要望渡辺華奈「上は取れると思います。そして逃さない」真珠に続き渡辺華奈の顔面も破壊か、ヤスティナ・ハバ「覚悟して自分の持ち技を出したい」