4月21日(日)、横浜アリーナにて開催される「RIZIN.15」に出場する全選手の個別インタビューが19日(金)都内にて行われた。
同大会では、ブラジリアン柔術の黒帯のなかでもトップ中のトップが呼ばれる“スーパー黒帯”の一人で、これまでMMA7戦無敗のサトシが、プロ70戦目を迎えるベテランの北岡悟と対戦する。
2017年ムンジアル(世界柔術選手権)黒帯ライト級準優勝のサトシは、浜松のボンサイ柔術で兄弟とともに同地に根を張り、日本柔術界の至宝と呼ばれるほどの活躍をしてきた。
これまで、兄のマルコス・ソウザやチームメイトのクレベル・コイケらがMMAに挑戦するなか、サトシもセルフディフェンスとしての柔術を駆使し、MMAのなかでいかに身を護り、極めるかを実践してきたが、今回のRIZIN初参戦を機に、「この試合でベテランの彼に勝ったらプランが変わります」と、ライト級GPを見据えた新たなステージに挑戦する心構えを見せた。
──コンディションは?
「初めての71kgは心配だったけど、いまもう73kgで、これから水も飲んで水抜きするけど大丈夫。昨日の夜には体重が出来ました」
──北岡悟選手の印象は?
「ベテランとやるのは初めてで緊張はあるけど普通の緊張、いつも試合では緊張があるから大丈夫。みんな、ほんとうの私のMMA(の実力)は信じていないと思うけど、ほんとうにそのポテンシャルがあること見せたい。私の柔術で勝つことができると」
──北岡選手のグラップリングをどのようにとらえていますか。
「いつも相手のビデオを見るけど、気を付けることだけ。自分の練習を信じるから、自分の柔術を信じてるから」
──バックを取れる?
「試合の前はいろいろ考えるけど、試合になると全部変わる。どこでもチャンスがあれば、三角でもバックでも腕十字でも取れるもので取る」
──特別な練習も?
「豊橋のアレスには行くけど、いつもたくさん練習している。グラウンドも打撃も柔術も。普通の練習です」
──この試合を超えてどんな目標を。
「MMAで最初の3試合は強い選手とはやりたくなかった。でももう7試合。この試合でベテランの彼に勝ったらプランが変わります。だからやりたかった。RIZINに出ている私の階級の選手はみんな強い。勝ったらGPに出たいです」