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【KNOCK OUT】8連勝の2020年MVP安本晴翔と6戦6勝全KOの龍聖が揃って出場「どっちが綺麗に倒せるかを見せたい」(龍聖)

2021/01/27 22:01
【KNOCK OUT】8連勝の2020年MVP安本晴翔と6戦6勝全KOの龍聖が揃って出場「どっちが綺麗に倒せるかを見せたい」(龍聖)

フェザー級トップの安本は9連勝を懸けてペットシラーと対戦する

 2021年3月13日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT~The REBORN~』の記者会見が、1月24日(日)都内にて行われ全対戦カードが発表された。

 フェザー級で注目を集めるREBELS-REDフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)と龍聖(TRY HARD)が揃って会見に出席した。


 安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得した。2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月のREBELSでは栗秋祥梧を破りREBELS-REDフェザー級王座を戴冠。

 8月のKNOCK OUTでは古豪・駿太、10月のKNOCK OUTではWBCムエタイ日本統一フェザー級王者・新人を初回KO。11月のイノベーション岡山大会ではプレム・T.C.ムエタイも初回KOで下してWPMF世界フェザー級暫定王座を獲得し三冠王に。2月のKNOCK OUTでは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位ダウサイアムに勝利、11月のREBELSではBEN"侍"Y'ZDを後ろ蹴りでKOした。18勝(8KO)1敗2分で現在8連勝中。1月に行われた年間表彰式では2020年MVPを獲得した。


 今回の対戦相手は、ペットシラー・FURUMURA-GYM(タイ/FURUMURA-GYM)。海外選手の招聘が厳しい中佐賀のFURUMURA-GYMにトレーナーとして来日。元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者で、2016年にはTOYOTA HI-LUX REVOスーパーバンタム級トーナメントで優勝。ルンピニースタジアムを主戦場としていた、サウスポーで左ミドルとヒジが武器だという。

 会見には欠席したが「日本で初めて試合ができることをとても嬉しく思っています。対戦相手のヤスモトはパンチが鋭いと聞いています。私は左ミドルとヒジが得意なので、この2つの武器でノックアウトを狙います。きっと激しい試合になると思います」とのコメントを寄せている。

 安本は「次の相手もタイ人ですが、去年のMVPに恥じない試合をしたいと思います。対戦相手の試合はさっき見たんですが、ミドルが強かったかなってイメージ。タイ人なのでヒジに気を付けます。今年初の試合になるので、いい試合をしたいと思います」と、いつも通り口数少なくコメント。


 龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。“HIROYAが送り込む刺客”として同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、2020年12月のREBELSでは聖域統一フェザー級王者・光太郎ZLSに1Rわずか51秒でハイキックによるKO勝ち。6戦6勝全KO勝ちと快進撃を続ける19歳。

 今回対戦する大脇武(GET OVER)は13勝(7KO)4敗の戦績を持ち、これまでにDBS(仙台のキックボクシング団体)フェザー級、RKA(沖縄のキックボクシング団体)フェザー級タイトルを獲得している21歳。現在、WBCムエタイ日本フェザー級では7位にランク入りしている。1月11日のREBELSに初参戦すると、小笠原裕典からヒザ蹴り連打でダウンを奪って判定勝ちの番狂わせを起こした。


 会見を欠席した大脇からは「1月の試合で小笠原裕典選手に勝ったことは自信になったし、僕の名前も広まったかなと思います。そして今回は6戦6勝6KOの選手ですが、絶対にここで僕が連勝記録をストップします。3月13日は僕がノックアウト勝ちするところを観に来てください」とのコメントが読み上げられた。

 それを聞いた龍聖は不敵な笑みを浮かべながら「ボコボコにして圧倒したいと思います。以上です」とコメント。対戦相手の印象を聞かれると「この前、生で見させてもらいました。同じ階級でお兄ちゃん(小笠原)に勝つと思っていたので田舎のヤンキーみたいなのとはやりたくなかったです。お兄ちゃんをぶっ飛ばしたかったけれど、負けちゃったのでしょうがない」と、小笠原裕典の弟・瑛作が隣に座っているにもかかわらず毒づく。


 さらに「3月はトーナメントだったりいろいろなカードがありますが、つまらない試合が多いと思うけれど、自分が一番輝きたいと思っている。そういう内容になるので楽しみにして下さい」と言い放った。

 また、龍聖が対戦要求していることについて聞かれると、安本は「同じ階級なので2人ともいい試合をして、盛り上げていけたらいいなと思います」と答え、それを受けて龍聖は「僕もそう思います。ルールが今回は違うので、お互いにどっちが綺麗に倒せるかを見せたい」と、試合内容で勝負しようと言ってのけた。

(写真)新生KNOCK OUTのエース争いは(左から)鈴木千裕、小笠原瑛作、安本晴翔、龍聖の4人で繰り広げられそうだ

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