対戦相手を自ら決めて「面白い試合ができそう。打ち合いたい」と意気込んだ相内
2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2021』の記者会見が1月27日(水)都内で行われ、追加対戦カードが発表された。
プロ野球選手を引退し、昨年12月に格闘家転向を発表した元西武ライオンズの相内誠(フリー)のデビュー戦の相手が、Delgermuru拳信王(=デリゲルムルン・ケンシンハン/FLAT UP/モンゴル)に決定した。
拳信王はガンガン前へ出て攻めるサウスポーの選手で、戦績は3勝5敗。今回が1年半ぶりの試合となる。RISEには2019年5月大会に出場し、成尾拓輝に2RでKO負けを喫している。会見では「久しぶりの試合でワクワクしています。相内選手はデビュー戦ですが、甘い世界じゃないから格闘技を教えてやろうと思います。盛り上がる試合をするので是非見に来てください」とのコメントが読み上げられた。
伊藤隆RISE代表からは「初の試合で国際戦。相手はモンゴル人。候補を数名あげてこの選手とやりたいと本人が希望しました。3勝5敗でキャリアは8戦で大きく上回ります。変則でモンゴル特有のパワーがあるアグレッシブな選手。相内選手はポテンシャルは高いので気負いせず思い切り暴れて欲しい」との言葉がかけられた。
会見に出席した相内は「対戦相手が決まったということで、動画を見させていただきましたが、凄く面白い試合ができるかなと思いました」と笑みを浮かべながらのコメント。
相手がサウスポーでいきなり国際戦ということについては「そこに関しては正直、相手は誰でも何人でも関係ない。面白い試合をして相内誠としてのファイターとしての第一歩を踏み出せたらと思います」と強気だ。
どのような試合をイメージしているかは「しっかり打ち合って、逃げは一切せずに常に攻めてしっかり打ち合って、最後はKO勝利が理想だと思っています」と、打ち合いを見せてのKO勝ちだと宣言。
格闘技転向を発表してから約1カ月、練習状況を聞かれると「技術的なものはどうしても欠けてしまっていますが、まずはそこよりも体力。格闘技の体力はマラソンランナーなどとは違うものがありますし、実際違いを感じたので体力作りから始めて、スパーリングとか技術的なものを取り入れて最近はやっています」と、まずは体力をつけるところから始めたとする。
「リーチが長所だと思うのでリーチを活かした練習をしています」と言い、「(野球以外の)他のスポーツをやったことがないので分かりませんが、力任せにやってもダメ。脱力とか、力んでやってもよくないなと思いました」と練習で感じたという。
対戦相手は候補の中から自ら選んだとのことで、その理由は「試合動画を見て凄く打ち合っているのが印象的で、この選手と打ち合いたいなと思った。身長も小さくない、175cmだった。小さい選手とやるよりも、175cnの相手と(相内は185cm)しっかり打ち合って勝ちたいなと思ったから」と、打ち合いに魅力を感じたのと身長差が大きくないからだと説明。
打ち合いをしてみたいのかとの問いには「いきなりアホみたいに打ち合うのはどうかと思うけれど、打ち合うべきところは打ち合って、というところですよね」と、打ち合いも辞さない試合を見せたいと語った。