2021年2月11日(木・祝)東京・代々木第一体育館で開催されるチャリティーボクシングイベント『LEGEND』の「対戦カードのSNS投票」が、1月27日13時よりスタートした。
同大会は、新型コロナウィルスと戦う医療従事者や患者を支援するチャリティーイベントで、「ボクシングの競技団体のルールや規制から自由に戦えるエキシビションマッチ形式で、現役スター選手だけではなく、レジェンドファイター達が参加できるリアルファイトを実現」するという。出場者やスタッフだけでなく、全観客に短時間で行えるPCR検査を実施のうえ開催する。
ルールは、「3分3Rで、勝敗のつかないスパーリングの形式に則ったもの」で「両陣営やコミッションと相談しながら、ヘッドギアの有無やグローブの大きさなど最終的な形式を決めていく」という。
1月21日の記者会見には、現役選手として、WBA、IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)、WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)、元WBO世界フライ級王者・木村翔(花形)が出席。
また、OBでは元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベ)、元IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(大橋)の参加が発表されており、それぞれの対戦相手が「TBA」とされていた。
「コロナの影響で停滞しているエンターテインメントを、ボクシング界から活性化したい。近い階級の世界チャンピオンにオファーを出していますが、誰と戦ってほしいか、SNSやホームページに寄せてほしい」と井上が語っていた通り、大会公式ウェブサイトも公開され、「対戦カードのSNS投票」も行われることになった。
エキシビションながら、約4年ぶりのリング復帰となる内山も「井上君はじめ現役のチャンピオンの心意気に打たれ、また協会のボクシングを盛り上げていくその気持ちに共感し、4年間何もせずに毎日酒しか飲んでいませんが、ボクシング界に少しでも力になれるならば、身体にムチ打って参戦します。リングに上がって恥ずかしい姿を見せないように2月11日までになんとか身体を仕上げます」とのメッセージを寄せている。
自身の「内山高志KOチャンネル」では、田口良一、朝倉海、木村“フィリップ”ミノルらとのミット打ち、八重樫や畑山隆則らともスパーリングを披露している内山は、1月27日の正午12時に新たな発表を予告しており、カードを含め、どんな発表がなされるか注目だ。