4月21日(日)、横浜アリーナ「RIZIN.15」に出場する全選手の個別インタビューが19日(金)、都内にて行われた。
第11試合のキックルールで、プロボクシング6階級制覇マニー・パッキャオの推薦選手であるWBCムエタイフィリピンフェザー級王者フリッツ・ビアグタン(フィリピン)が、那須川天心(TARGET/Cygames)と対戦する。
ビアグタンは格闘技の父子鷹。父レイサルドは元ISKA王者で、「42歳でいまでも自分の半分の歳の選手と戦っている」という。
パッキャオから推薦を受けた理由は「初めて会うし、正直わからない。僕も貧しかったから努力してきたことを見てもらえたのかもしれない」と語るフリッツ。
MMAのURCCではストロー級王者になった。「テンシンは僕のアイドル。だからこそ厳しい練習を積んできた。サプライズを見せたい」と23歳のフィリピン人ファイターは語った。
フリッツ・ビアグタン「日曜日を見てくれ」
「コンディシヨンはいい。いい試合を見せられるように頑張るよ」
──那須川天心選手の印象は?
「テンシンは僕のアイドル。インスタもフォローしてるんだ。試合が決まって夢のようだった。厳しい練習を積んできたよ。サプライズを見せたい」
──父親がボクサーだと
「父の名はレイサルド。今日は写真を撮っている(笑)。ISKAの王者にもなっているよ」
レイサルド「42歳で68kg。いまでも自分の半分の歳の選手とやってるよ」
──得意技は?
「特にこれといった得意技はない。パンチでもキックでも、本当にいいファイターはいろんな技をミックスさせるものだよ。日曜日を見てくれ。テンシンは僕のアイドルで何でも持っている。素晴らしいファイターなので、KOの約束はできないけど、僕もベストを尽くすことは約束できる」
──パッキャオから何かアドバイスは?
「初めて会うし、特に親しかったわけでもないから選んでもらえて光栄さ。まだアドバイスは特にもらっていないけど、これからあって、その言葉は自分を強くしてくれると思う」
──なぜ自分が選ばれたと?
「正直、わからない。僕も貧しかったから努力してきたことを見てもらえたのかもしれない。神様が与えてくれたチャンスだと思う」
──MMAでURCC王者になった経験が立ち技で生きていることは?
「MMAとキックでは練習もコンディションも違うけど、総合的に行う厳しい練習も含めて立ち技に役に立っていると思う」
──これまでの各競技での戦績を教えてください。
「ムエタイ&キックでは32勝3敗3分け。アマチュアボクシングでは3試合やって3勝。プロでも一回だけボクシングをやって勝っています。MMAをやっているうちにそのパーツのひとつの技術を高めるためにプロボクシングにも挑戦しました」
──フィリピンにはチーム・ラカイという強豪チームが有名です。彼らメンバーのうちの誰かと練習したことなどもありますか。
「まだラカイメンバーとは練習したことがないんだ。これから一緒に練習したい。RIZINで勝てばそういう機会も増えると思う」
ビアグタン「大好きなファイターはセンチャイ」
「RIZINからのオファーがあった時はショックを受けた。自分のベストを出して素晴らしい試合を見せられるように全力で頑張るのみ。(初めての日本で)言葉に表せないくらい嬉しいよ!(対戦相手は)とても素早く、無敗で強い日本のスーパースターだ。僕のアイドルだ。自分のアイドルと拳を交える事ができるなんて夢の様だね
。(この試合に向けて)練習は良かったよ。勝利する為に集中してきた。当然テンシンはそんなに簡単に勝たせてくれないだろうけど、リングに入ったらハッキリするよ。常に自分の限界を超えれられる用な練習を心掛けている。それくらいしないと勝てない相手だ。自分の持っているものすべてをぶつけて勝ちに行きたい。
(格闘技を始めたのは)8歳の頃、遊びながら関わり始めた感じかな。12~13歳の頃、本格的に試合などをやり始めた。
(憧れのファイターは?)センチャイが自分の大好きなファイターだ。突出した技術を持っている特別な選手だ。
(見て欲しいというポイントは?)僕は必ず良いものを見せるからぜひともRIZIN15の大会を見てほしい。チケット買ってない人、ぜひ勝って見に来て欲しいし、PPVも見てほしい!」(※事前アンケートの回答)