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レポート

【RISE GIRLS POWER】“荒ぶるJK”宮崎小雪が有言実行のトーナメント制覇、王者・紅絹がタイトルマッチ挑戦者に指名

2021/01/17 23:01

▼第2試合 アトム級(-46kg) NEXT QUEENトーナメント 2021準決勝(2)3分3R延長1R
〇宮﨑小雪(TRY HARD GYM)
判定3-0 ※30‐29、30‐28、30‐27
×佐藤レイナ(team AKATSUKI/初代TRIBELATEピン級王者)
※宮崎が決勝戦へ進出。


 佐藤はREBELS王者の良太郎を師に持ち、ジュニア時代から試合経験を積む。2014年の高校進学と同時にプロデビューし、同年10月には『TRIBELATE』の女子ピン級王座決定戦で勝利し、高校1年生でプロ初戴冠。サウスポーでミドルキックを中心に組み立てる20歳。2019年9月には親友でもある寺山日葵と初代RISE QUEENミニフライ級王座決定戦を争うも敗れ、11月に平岡琴、2020年8月は小林に敗れて戦績は8勝12敗1分となった21歳。


 1R、右ジャブを突いて左ストレートにつなぐ速い攻撃を見せる宮﨑に、佐藤は右ローを当て距離を取る。


 2R、さらに圧力を詰める宮﨑は右ボディ、左ストレート、横蹴りで突き放してパンチ連打をヒットさせるなど手数で佐藤を圧倒。


 3Rも前に出続ける宮﨑は右ミドルをヒット。そしてボディ中心にパンチをヒットさせると佐藤は完全に弱気な表情となり押されっ放し。ほぼ攻撃を返せない佐藤に、宮崎が攻め続け大差を付けて判定勝ちした。

▼第1試合 アトム級(-46kg) NEXT QUEENトーナメント 2021準決勝(1)3分3R延長1R
○小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝)
KO 3R 2分20秒 ※2ノックダウン
×奥脇奈々(エイワスポーツジム)
※小林が決勝戦へ進出。


 奥脇は伊藤と同じくジュニアキック出身で、2017年1月にプロデビュー。アグレッシブな打ち合いを好み、今年6月にはWMC日本女子ピン級王座決定戦に挑んだが、判定で敗れて王座獲得ならず。2019年12月に世界三冠王・伊藤紗弥に挑むも判定で敗れた試合以来となる。GIRLS POWERのアンバサダーを務める神村エリカは「またまた新しいメンバーが46kg王者を狙ってトーナメントに登場している。奥脇選手はBOM(ムエタイ)で活躍しているバチバチ打ち合えるファイター。RISEルールが観てみたかったところでの参戦は激アツです。台風の目となること間違いなし」と期待を寄せている。戦績は4勝9敗の23歳。


 1R、奥脇が右ロー、小林は距離を詰めて左右フックを当てるが単発に終わり、お互いに様子見の展開に。


 2R、右ストレート、左フック、前蹴りの小林が主導権を握ったかに見えたが、奥脇は右ハイを当て挽回し前に出る。


 3R、右ストレートを当てる小林は胴回し回転蹴り。強打を振り回し一気に連打で詰める小林は、奥脇をコーナーに追い込んで左フックでダウンを奪う。再開後、さらに連打を当てた小林がダウンを追加しKO勝ちした。

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