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インタビュー

【Krush】山際和希、加藤虎於奈を撃退して「木村"フィリップ"ミノル選手と野杁正明選手に挑戦したい」

2021/01/13 18:01
 2021年1月23日(土)東京・後楽園ホール『Krush.121』で、加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)の挑戦を受けてKrushウェルター級王座の初防衛戦に臨む王者・山際和希(谷山ジム)のインタビューが主催者を通して届いた。  山際は2009年に全日本学生キックボクシング連盟ウェルター級王者となり、プロデビュー後も順調に勝ち星を積み重ね、2015年6月にBigbangウェルター級王座を獲得。2017年2月まで11連勝を記録した。K-1 JAPAN GROUPには2013年から参戦し、2020年8月の第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントで連続KO勝ちして悲願だったKrush王座に就いた。しかし、王者として臨んだ11月の『Bigbang』でFUMIYAにKO負け。戦績は31勝(13KO)15敗4分。 やっとメインイベンターの意味が分かりました ――チャンピオンとしての初戦となった11月の『Bigbang』ではFUMIYA選手にKO負けという結果でした。あの試合を振り返っていただけますか? 「あの時はKrushチャンピオンとして初めての試合、第1部のメインイベント、谷山ジムとBigbang1の記念興行というところで、変な試合はできないなと思っていて。今までみたいな蹴って下がってポイントを取るみたいな試合はやりたくなくて、しっかり自分から攻めて倒しに行く試合をしたいと思い、大会を背負うつもりでリングに立ちました。結果はKO負けでしたが、今までとは違う心境で戦ったことは勉強になりました。お客さんの反応を見て戦うことは必要なんですけど、それで動きが雑になって蹴りを忘れてディフェンスが疎かになったことが敗因だったと思います」 ――Krushのベルトを巻いたことで、プロとしての意識が変わりましたか? 「そうですね。僕もKrushのチャンピオンになって、大会やお客さんのことを考えるようになって、今までメインイベントを盛り上げて勝ってきた選手たちがいかに凄いか分かりました。やっとメインイベンターの意味が分かりましたね」 ――練習では何を一番意識していますか? 「“攻めて勝つ”ことですね。今までの僕は相手の隙や虚を突く戦い方だったのですが、それではお客さんに受けないんですよね。僕たちがやっていることは勝ち負けを争うだけじゃないエンターテインメントなんで、そこも追及したうえで勝ちに行きたいと思っています」 ――Krushチャンピオンになって、周りからはどんな反応がありましたか? 「ああいう勝ち方(王座決定トーナメント決勝は近藤魁成の負傷によるTKO勝ち)だったので、僕自身はあまりうれしさがなかったのですが、周りの方たちは本当に喜んでくれました。僕は回り道をしてきたキャリアで、タイトルまであと一歩で負けることも多かったので、それを知っている人たちからは『よかったね』と声をかけてもらいました。新しく知り合った人たちからは『Krushのチャンピオンなんだ!』と言われて反響の大きさを感じています」 ――トーナメント決勝は近藤選手の負傷によるTKO勝ちで、チャンピオンとしての初陣でFUMIYA選手にKO負けと、山際選手に対する周囲の目は厳しい状況です。そのなかで防衛戦に臨む心境はいかがですか? 「僕の周りの評価はおっしゃる通りだと思います。初防衛戦は結果はもちろん内容的にも自分から攻めて、課題だったパンチの技術も伸びているので打ち合っても大丈夫だと思います。自分が持っているものを出せれば内容も伴った勝ちを見せられると思うし、山際は運だけじゃなくて強いんだと思ってもらえる試合をします」 ――それでは2021年の目標・抱負を聞かせてください。 「今までとは違うスタイル、自分から倒しに行く・蹴りだけじゃなくてパンチでも攻めるスタイルで見ている人を楽しませたいです。目標としてはKrushチャンピオンとしてK-1に出て強い選手に勝つこと。今はスーパー・ウェルター級に階級を上げていますが木村"フィリップ"ミノル選手と野杁正明選手がウェルター級のトップだと思うので、この2人に挑戦したいです」
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