2021年第一弾大会となる2月12日(金)東京・後楽園ホール『NJKF 2021 1st』のダブルメインイベントが発表された。
ダブルメインイベント1は、WKAムエタイ世界フェザー級王者・国崇(拳之会)vs元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・琢磨(東京町田金子)の60kg契約3分3R。
40歳の国崇はこれが99戦目(55勝36KO40敗3分)となる大ベテラン。2019年中に目標でもある大台の100戦到達が期待されたが、コロナ禍のため2020年3月のジョナサン・セライ戦(判定勝ち)以来の試合となり、仕切り直して2021年の100戦到達を目指す。
対する琢磨はパンチが武器で、2017年2月にNJKFフェザー級王座を獲得。同年11月にはWBCムエタイ日本王座にも就いたが、2019年2月に葵拳士郎に敗れて王座を失った。『ONE Championship』で活躍するMOMOTAROに通算2勝1敗と勝ち越しているが、11月に新鋭・羅向にダウンを奪われ判定負けを喫しており、名誉挽回と復活を懸ける。
ダブルメインイベント2は、元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者・健太(E.S.G)がNKBライト級王者・高橋一眞(真門ジム)を迎え撃つ。
NJKFを代表する選手として『ONE Championship』など世界を舞台に戦った健太だが、現在は1年半に渡って勝ち星から遠ざかっており、白星は2019年6月のNJKF後楽園大会、ジョー・セイシカイ戦までさかのぼる。2020年10月にはキャリア最軽量となる62kg契約戦を戦ったが高橋亨汰に判定負け。12月27日にはホーストカップ日本スーパーライト級タイトルマッチで小川翔1に敗れた。96戦目となる今回はそれをさらに下回りほぼライト級となる61.3kg契約。
高橋は日本キックボクシング連盟の看板・高橋三兄弟の長兄で、“怒突き合いお兄ちゃん”の異名通り常にド突き合いのファイトを展開。16勝のうち13勝がKOという倒し屋だ。前戦は2020年9月、『KNOCK OUT』でスアレックを相手に延長戦までもつれ込むもTKO負けしているが、2019年5月には健太に勝利した小川翔からもTKO勝利を上げている。