玖村兄弟の兄・修平。タイトルは逃したが、大舞台で存在感を示したい (C)K-1
2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』で、「日本vsタイ・5対5」対抗戦が行われる。
日本K-1選抜チームの先鋒を務める玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)のインタビューが主催者を通じて届いた。玖村はK-1で安保璃紅、卜部弘嵩、小澤海斗に勝利しているジャオスアヤイ・ソー.デッチャパン(タイ)を迎え撃つ。
自分が先鋒に選ばれた意味は理解しています
――2021年の初戦が『K'FESTA.4』、兄弟揃っての「日本vsタイ・5対5」対抗戦出場となりました。どんな気持ちかお聞かせください。
「もともと『K'FESTA.4』には、僕がKrushのフェザー級王座決定トーナメントで優勝して、兄弟でKrushチャンピオンとして出たいと思っていたんです。でも僕が11月に負けてしまって、それができなくなって。僕が弟の足を引っ張ってるんじゃないか……と思うこともありました。僕はいつも失敗ばかりというか、将史ができることを僕はできなくて。それを今まで努力で追いついてきたので、試合のあと1週間ぐらい自分を見つめ直して、どれだけ時間が掛かるか分からないですけど、努力で将史に追いつこうと決めました。
それで『すぐにでも試合をやらせてください』とお願いをしていたら、まさかの対抗戦に選んでもらって、結果を残し続けている将史には申し訳ないですけど、こうして兄弟2人で大舞台に並ばせてもらうことには『ありがとうございます』という感じで、全力で勝ちに行きます」
――対戦相手のジャオスアヤイにはどんな印象を持っていますか?
「タイ人だけど激闘派というか、K-1ルールに向いているタイ人だなと思います。今年3月にK-1で小澤海斗選手に勝ったあとも、タイで4戦4勝3KOしているみたいなので、本当に強い選手ですよね。飛びヒザ蹴りという必殺技を持っていて、みんな(飛びヒザを)もらっているので、そこは一番警戒したいと思います。映像を見てもスタイル的に僕と噛み合うと思っているので楽しみです」
――ジャオスアヤイの飛びヒザに対し、玖村選手はバックブローを得意としていますが、その辺りは意識しますか?
「ジャオスアヤイ選手が飛びヒザを出すなら、僕もバックブローで対抗していきたいです。ジャオスアヤイ選手はタイ人ですがパンチでもガンガン来る選手で、僕ももともと蹴りが得意だったんですけど今はパンチも伸びてきているので、全ての面でレベルの高い試合が見せられるんじゃないかなと思います」
――対抗戦という形式で戦うことについては、いかがでしょうか?
「対抗戦は初めてなんですけど、自分が先鋒に選ばれた意味は理解しています。僕にしかできない盛り上げ方、しっかり倒して先鋒戦を盛り上げて、日本チームに勢いをつけたいなと思います」
――それでは兄弟で揃って臨む対抗戦に向けて、ファンの方へのメッセージをお願いします。
「僕たちは兄弟2人でK-1・Krushに出たことが何度かあって、去年6月のK-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントで武居由樹選手に負けた以外は、全部2人とも勝ってるんですよ。トーナメントの時も負けはしましたけど、僕と将史でトーナメントを盛り上げられたと思うので、今回は2人でしっかり倒して勝って、対抗戦とK'FESTA.4を盛り上げたいと思います。2021年は僕たちの顔をもっと広めて、玖村兄弟の年にします」