▼第6試合 スーパーファイト 64kg契約 3分3R
〇橋本 悟(橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーライト級王者、MuayThaiOpenスーパーライト級王者)
KO 3R 2分59秒 ※右ストレート
×小磯哲史(テッサイジム/J-NETWORKライト級王者、蹴拳スーパーフェザー級王者)
橋本は“激闘大魔神”の異名を持つアグレッシブファイターで、右ストレートを武器に様々な団体で活躍。MuayThaiOpenスーパーライト級王座、INNOVATIONライト級王座の二冠を持つ。倒すか倒されるかを身上にし、倒されることもあるがスリリングな試合を展開する。戦績は20勝(10KO)18敗3分。
小磯は自身が代表を務めるテッサイジムを率いながら現役で戦う会長ファイター。1999年プロデビューのベテランで47歳。2017年1月に蹴拳ムエタイ・スーパーフェザー級王座、2019年10月にはJ-NETWORKライト級王座を獲得。2018年8月にはREBELSで才賀紀左衛門とも対戦している。戦績は16勝(6KO)25敗5分。
1R、橋本が右ローを蹴ると小磯は一気に前へ出て左右フックの乱れ打ち。その後も同じ展開となり、橋本はローからの右ストレートで反撃。
2Rは一気にヒートアップ。橋本が強い右ローを蹴りつつ、左フックと右ストレートでヒットを奪う。小磯も負けじと左右フックで反撃し、ヒットを奪う。
(写真)フィニッシュとなった橋本の打ち抜いた右ストレート
3Rも打ち合いに。橋本がローを蹴ると左右フックで前に出る小磯。橋本は待っていましたとばかりに打ち合いに持ち込み、小磯は左ミドルを蹴って橋本の攻撃が止まると逆にパンチで攻め込む。橋本がそれに応戦するという勝ちで打ち合いが続き、両者ともいつ倒れてもおかしくないくらいの被弾ぶり。
しかし、橋本の右ストレート、左フックが徐々に上回っていき、渾身の右ストレートで小磯を打ち抜き、KOしたのはなんと試合終了1秒前。激闘派の本領を発揮した橋本はマイクを持つと「YouTubeやってるんでチャンネル登録お願いします」とアピールした。
▼第5試合 スーパーファイト 67kg契約 3分3R
〇与座優貴(橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONウェルター級2位、極真会館2017全世界ウェイト制軽量級優勝)
TKO 3R 1分42秒 ※レフェリーストップ
×喜入 衆(NEXTLEVEL渋谷/元ルンピニージャパンウェルター級王者ほか2冠)
与座は2016年極真会館『第33回全日本ウェイト制空手道選手権大会』軽量級を19歳で制し、2017年には軽量級世界王者に。2018年4月の第35回全日本ウェイト制選手権では中量級に階級を上げて準優勝するなどトップ選手として活躍していたが、2019年3月にキックボクシングに転向。ほぼ月イチのハイペースで試合経験を積み、7戦全勝(3KO)の快進撃を続けていたが、今年2月の『KNOCK OUT』で鈴木千裕に判定2-0で敗れ、プロ初黒星を喫した。11月のREBELSではGLORYなど世界で活躍する久保政哉に判定3-0で完勝した。
喜入は2001年プロデビュー、今回が71戦目となる大ベテラン。これまでJ-NETWORKスーパーライト級王座、初代MuayThaiOpenウェルター級王座(3度の防衛に成功)、ルンピニージャパンウェルター級王座と3本のベルトを獲得している。
1R、左ローを蹴り喜入は一気に接近して蹴りの距離を殺してのフックとヒザ蹴り。サウスポーの与座は喜入が前に出てくるところに左ミドルを合わせていく。
2Rも同じように作戦を遂行する喜入だが、与座は離れ際に胴廻し回転蹴りを放ち、さらに左右フックもヒットさせていく。
3R、喜入は右ローを蹴って突進して組み付きに行くが、与座はそこへ左ミドル、左右フック。喜入が被弾する場面が目立ち、与座が組まれた状態から胴廻しを放ってダウンを奪う。さらに左右フックと左ミドルで喜入を追い回し、一方的になったところでレフェリーが試合をストップした。