2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』で、K-1甲子園2019&2020 -65kg級優勝・龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)と対戦する、弘輝(team ALL-WIN)のインタビューが主催者を通じて届いた。
弘輝は2020年6月にKrush初参戦を果たしたサウスポーで、初陣ではSEIYAを3Rでマットに沈めた。しかし、9月の朝久泰央では1Rに飛びヒザ蹴りでダウンを奪うも、2Rにハイキックで壮絶な逆転KO負けを喫した。戦績は6勝(5KO)2敗1分。
僕は常に倒すか倒されるか
――今回がK-1スーパーファイトには2戦目となります。K-1出場でどんな変化がありましたか?
「K-1というよりK-1 JAPAN GROUPに出るようになって全然変わりました。だって、もう僕ほぼ仕事もやらなくていいようになって、YouTubeをやったり、練習の質も上がったり、そうやってやりたいことばっかりやらせてもらってます」
――9月K-1大阪大会の朝久泰央戦を振り返っていかがですか?
「世界トップのファイターとやらせてもらって、負けたんですけど飛びヒザでダウンを取れたし、キャリア的にはムチャムチャいい試合になったと思います。あの試合は得るものがたくさんありました」
――言える範囲で構わないので、どんなことを得ましたか?
「格闘技に対する考え方は僕と朝久くんでは根本的に違うんですけど、向こうの考え方をちょっとリスペクトするようになって、格闘技にベクトルを置いた生活をするようになりました。前はあんまり練習せんかったですけど(苦笑)、やっぱり勝たないとヤバいし、結果を出したいなと思って私生活もだいぶ変わりました」
――格闘技への向き合い方が変わった、と。
「でも結果を残したいからといって判定狙いの選手はいらないし、お客さんも見たくないと思うので、僕は常に倒すか倒されるか、そこは求めていきたいです。判定勝ちしようと思ったらみんなできますけど、判定勝ちを狙ってる者同士の試合だったら絶対面白くないから。そんなことやってたらK-1がダメになっちゃいますよ。やっぱりK-1は倒し合いじゃないと」
――今大会ではK-1甲子園王者の龍華選手と対戦が決まりました。どんな印象を持っていますか?
「試合が決まる前から何回か試合を見たことあって、“勢いがあって強いな、この子”と思ってました。メチャクチャ強いでしょ、あの子。K-1甲子園も優勝2回でしょ? スゴいと思います。K-1甲子園で優勝してる子って全員K-1でスターになるイメージがあるんで。小っちゃい頃から格闘技をやってて、殴り合いが日常じゃないですか。僕は今の龍華選手くらいの年齢で格闘技を始めたから、その年齢でプロでやってるのはすごいと思います」
――そんな龍華選手を相手にどう戦いますか?
「まぁでも、まだちょっと“大人の強さ”は持ってないと思います、フィジカル的にもメンタル的にも。あの子が自分と同い年だったらたぶん俺は勝てないですよ。でも今の俺とあの子がやるんやったら、俺が勝つ。“大人の力”で叩かしてもらおうと思います」
――龍華選手は弘輝選手の言動を見て「いい年齢なんで落ち着いたほうがいい」とコメントしていましたが、それについてはいかがでしょうか?
「俺も24歳でまだ若いんですけどね(苦笑)。俺はK-1を盛り上げるために頑張っていて、どんな選手でも一緒に盛り上げていきたいと思っているから、18歳の子を潰すつもりはないですよ。でも試合に関しては“大人の力”でやったろうかなと思います」
――それでは最後にファンの人たちへのメッセージをお願いします。
「1月24日、僕は(K-1で)2戦目で龍華くんは1戦目なので、K-1ルーキー同士、アグレッシブに行きます。何試合目かは決まってないですけど、できれば第1試合に組んでもらって『K'FESTA.4』の火つけ役として、“K-1年間最大のビッグマッチ”を爆発させたいと思います」