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2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』の追加出場選手と全試合順が23日深夜、発表された。
メインは、朝倉海(トライフォース赤坂)vs.堀口恭司(アメリカン・トップチーム)の「RIZINバンタム級(61kg)タイトルマッチ」に決定。
また、追加出場選手として、シバター(フリー)の参戦も発表。“炎上系YouTuber”としてチャンネル登録者数110万人を誇るシバターは、2004年にパンクラスP's LAB横浜に入門し、アマチュア大会で経験を積み、THE OUTSIDER、パンクラス、ZST、Fighting NEXUS等に参戦。プロMMA戦績は4勝9敗。近年では朝倉未来、朝倉海、安保瑠輝也と愛媛プロレスで対戦(非公式戦)し、いずれもKO・TKO、一本負けしている。
大晦日大会に出場する選手のなかで「チャレンジマッチ」を除けば、MMAで最も実績に欠ける選手の1人であるシバターだが、参戦発表前の12月18日にアップした動画では、「今年のRIZINの大晦日のカード、これめちゃめちゃショボいんですよ。メインイベントがガチ路線でまあまあ、あっていいでしょう。ほかが酷い。誰が見たいんだよ。よくわかんねぇ選手同士が戦ったり、いま2010年に観たいかって感じですよ」と、毒を吐いた。
さらに「みんな大好き、朝倉未来のカードですよ。これがね、ショボい。誰、弥益ドミネーター聡志。誰や、オマエー(泣)。初めて聞いたわ。朝倉未来に勝ってもらって復活みたいな流れを作ってもらうのはいいんだけどさ。無名すぎんだろ、もっと他にいるだろ。これ、取れますか? 視聴率。裏ではガキ使とか紅白とかやってるんだよ」と、YouTubeでコラボしている朝倉未来のカードに物申した。
そして「というわけで、私も何だかんだ格闘技をやっていますし、いまだに試合をちょこちょことやらせてもらって、格闘技とプロレスというものを使わせていただいているので、ちょっと恩返しの意味も込めてひと肌脱ごうと。シバター、2020年のRIZINに、まあ、出ちゃおうかなと思っております」と勝手に参戦を表明。
カードについても「カードは……そやね。未来でいいんじゃないか。未来vs.シバターの動画再生が2千万回くらいいっているでしょ。日本で一番数字を持っているファイターがシバターだと思う。二番目は未来。このリマッチを大晦日にやったら、馬鹿ウケ間違い無しよ。だから大晦日は朝倉未来対ドミネーターシバターで行きましょう。これでいいんじゃない? ぜひお茶の間のテレビで見てください」と、ドミネーター聡志戦が決定している未来にカード変更、あるいは2戦目を要求した。
「朝倉兄弟が出てきて、YouTubeを巻き込んで若い世代を連れてきて、まあまあほんとうに少しだけど格闘技少し復活したかなってときに、カードがショボい。大晦日的な華やかなカードが必要なんです」と訴えていたシバター。
さらに、23日深夜の参戦発表後のYouTubeでは、「みんながシバターを見たいと言うのであれば、シバターはそこにいていいのさ。それが興行論だよ。スポーツ論、勝負論だけで頭がいっぱいの選手もファンもいるけども、それじゃ格闘技に金は落ちない。堀口恭司や朝倉海のようなカードはあるべきだけど、格闘技を知らない人のカードもそこには無きゃいけないの」と持論を展開。
続けて「もちろん勝つことが大前提。でも俺の一番の目標は視聴率、全テレビ局の中で1番を狙う。視聴率1位を狙います。俺に任された仕事はそこだと思うので、YouTuber代表として視聴率をかっさらって、お茶の間にショッキングな映像を流してやりたいと思います」と視聴率トップを狙うとした。
しかし、YouTuber出演=視聴率アップという単純な構図にならないのが地上波の難しいところ。そこでシバターは、さらに「ちょっと面白い仕掛けをします」とシバターと炎上軍として組むYouTuberのヒカル、ラファエル、さらにてんちむに電話をかけ交渉。セコンドとしてともに入場し戦うと宣言した。
「というわけでシバター、年末頑張ります」と締めたシバター。現在のところ、その対戦相手は「X」となっている。