長年にわたり防衛、保持してきたベルトを返上した石渡。今後の動向も注目されるところ
第2代パンクラス・バンタム級王者の石渡伸太郎(CAVE)が、王座を返上したことを発表した。
石渡は自身のSNSにて「2011年から保持してきたパンクラスのベルトを返上しました。本当に死ぬんじゃないかと思う事もありながら防衛して来た大切なベルトを返上しました」とファンに報告。
2011年12月3日、初代王者・井上学に挑戦した石渡は判定勝ちで王座を奪取。以後、赤井太志朗、齊藤曜、ビクター・ヘンリー、ジョナサン・ブルッキンズ、ハファエル・シウバの挑戦を退け、5度の防衛に成功した。特に最後の防衛戦となったシウバ戦は5Rフルの死闘となり、歴史に残る一戦に。
最後の防衛戦(5度目)となったシウバ戦は文字通りの「死闘」となった
石渡は「またこれからデビューするつもりで一から頑張ります!! これから先についてはまたご報告します! 応援してください!」と、初心に戻って戦うと綴っている。今後の石渡の動向が注目される。
2017年12月29日(金)31日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』に出場した石渡は、決勝で堀口恭司と対戦。激闘の末に敗れ、元旦を病院のベッドの上で迎えた。その後、首のヘルニアによる神経麻痺や筋力低下のため長らく試合から遠ざかっていたが、今年2月23日にヘルニアが治ったことをSNSにて発表。復帰戦へ向けて動き出すことを宣言していた。
なお、石渡の欠場中にシウバが暫定王者となり、石渡の返上によって4月16日付で正王者に認定されたことがパンクラスから発表されている。