【Krush】大胆にも打倒・武尊を宣言したデビュー2戦目勝利の赤田功輝「キックを始めたのは武尊選手と戦いたかったから」

　2020年12月19日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.120』の一夜明け会見が、20日（日）都内にて行われた。 　会見には第4試合のKrushスーパー・フェザー級3分3R延長1Rで佐野純平（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）に1R2分20秒、KO勝ちした赤田功輝（K-1ジム川口TEAM SIRIUS）が出席。前夜の試合を振り返った。 「2回目くらいのダウンをとるまで、相手はローキックを打つ選手だったので、それを打たせないポジションだったり、対策を取れていたのは良かった点だと思っています。悪い点は正直たくさんあって。勝ち急ぎすぎちゃって、最後大振りになったところとか、まだまだ改善する点はいっぱいでした。昨日の試合は一応KOで勝ったけれど、課題もちょっと多い試合でした」と、初回KO勝ちという結果にも反省しきり。 「みんな多分、僕は左ストレートが強いという印象を持ってもらったと思うんですけれど、キックだったりヒザだったり、いろいろ引き出しはあるので、今後の試合ではもっと違う引き出しを出して、この選手は何でも強いんだなと思わせられるように見せたいと思っています。左ストレートだけじゃないっていうところを見せたいと思っています」と、左ストレートだけの選手じゃないと話す。 　赤田は10月の『Krush-EX 2020 vol.2』でプロデビューし、『格闘代理戦争』出身の大関敬真にダウンを奪われながらも逆転の初回KO勝ちを収めている。今回はその時とは違う、右手を伸ばしてどっしり構えた独特なスタイルだったが「相手の佐野選手を分析していて、ジャブが強いってイメージがあったので、自分はサウスポーなので右手を前に出して視界に入れるだけでジャブを崩す体勢ができたり、相手の2打目を打ちづらい状態にしていたので、それがさっき言ってたスタイルで相手に対策していたうちの一つですね」と説明した。 　試合後のマイクでは「この場を借りて言いたいことがあります。ライト級からスーパー・フェザー級に落として初めての試合。武尊選手と戦いたくてこの階級に来ました。今だと口だけなので批判されてもしょうがないです。でも今後の僕を見ていてください。今言ったことを実現させます」と大胆なアピールを行った。 　その理由を改めて聞くと「その発言に関しては、まだこんな立場で2戦目終わったばっかの奴なので、ちょっとK-1の皆さんには申し訳ないと思っているんですけれど、K-1で選手としてやる以上は、正直夢を持ってないとやってられないと思うので。この場を借りて宣言することで、自分自身が逃げられないようにさせていただきました。でも、言ったことは必ず近いうちに現実にしたいと思う。まだ昨日言った言葉は軽いと思うんですけれど、この後1試合1試合実績を重ねて、昨日言った言葉に重みをつけたいと思います。 　僕がキックボクシングを始めた理由が武尊選手と戦いたいからで、武尊選手が引退しちゃったら、自分も引退しちゃってもいいというぐらいの気持ちでキックボクシングを始めたので、ここ2～3年で自分が本当に頑張らないといけない。まだ21歳なんですけれど、同い年ぐらいの感覚と気持ちで、（武尊には）時間がないというのを意識して、今必死に練習しています」と、本気で武尊戦まで辿り着きたいとアツく語った。 　そして「昨日は皆さん、本当に応援ありがとうございました。自分が疲れたり、気持ちで負けそうな時、入場する時とかも、みんなお声がけしてくれたり、SNSで『がんばれよ』とか『お前、勝てよ』とか言ってくれたりして、そういうのが本当に力になって結果につながったので、今後もドンドン面白い試合をしていくので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。