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【K-1】日本vsタイ対抗戦、大将の野杁正明「僕含め5選手で試合に勝つだけじゃなく、全勝プラスKOで締めないといけない」

2020/12/16 23:12


●記者との質疑応答

――それぞれ対戦相手の印象は?

玖村兄「K-1でも毎回激しい試合をしていて。タイ人だけどパンチが強くて、あとはみんなが知ってる通り、飛びヒザ蹴りが必殺技だと思います。ただ粗さだったり、打たれ弱さはあると思うし、穴のない選手じゃないと思うので、そこをつけば倒せると思ってるので、しっかり倒して僕が火をつけたいと思います」

高梨「映像をちょろっと2回くらい観たんですけれど、右のパンチと右のキックに気をつければ、倒して勝てるかなって思います」

藤村「左のハイキックがメチャクチャ速かったですね、左のミドルとかも。そこはゲーオ選手を彷彿させるような高速の蹴りでしたね。あとはパンチでけっこう攻めてくようなシーンもあったので、そういうところは噛み合うんじゃないかなと思います」

玖村弟「身長がデカくてサウスポーで、ポイントを取ってくるテクニックのある選手かなと思います」

野杁「タイ人ですけれど、ムエタイっぽくない戦い方というか。GLORYとかにも出てますし、ファイタータイプのK-1ルールに適応している戦い方をしてるなという印象がありますね」

――立ち技をやる以上、ムエタイは避けては通れない。ムエタイやタイ人選手はどんな存在ですか?

玖村兄「元々K-1 MAXを観ていた時にブアカーオ選手が好きで。タイにも練習させてもらいに行ったこともあって、ムエタイも立ち技で最強に近いものだと思ってます。僕はK-1に来る前にムエタイルールで試合もしてますし、タイ人も倒してるので、特に苦手意識はないです。ムエタイよりK-1の方が強いっていうところを証明したいと思います」

高梨「私はタイ人の先生に教えてもらっているし、アトム級の防衛戦の時に初めてタイのパヤーフォン選手とやって、女子でこんなに強い蹴りが打てるんだっていう衝撃を受けました。試合が終わったあとも腕が腫れてて、私もそんな蹴りを蹴りたいなと思って。ちょっとムエタイスタイルに憧れ始めました」

藤村「ムエタイはどの選手もハングリーなイメージがありますね。本場タイでも1日中、練習しているイメージがありますし。そういうところでハングリー精神とか養ってるんじゃないかなと思います。でも、僕もハングリーな精神は負けないので、そこでは絶対に勝ちます」

玖村弟「タイ人の選手はみんなテクニックがあって強いと思うんですけれど、とくに問題ないです。たぶん、相性もいいと思うので、日本人選手とやるのとあまり変わらないです」

野杁「ムエタイ選手だからとか、全然僕は気にしていなくて。外国人選手との対戦が続いてますし、その延長線上というか、全然特別意識してないですね」

――野杁選手の相手はGLORYで活躍した選手で、1月にはルンピニーのタイトルマッチをしているようですが、そのあたりについては?

野杁「強い選手とやらないと意味がないと思う。僕は本当に最強を目指しているので、弱い選手とやって勝ったところでそれは証明されないです。強豪がずっと続いてますけれど、これから先もどんどん世界のトップ選手とやっていきたいなと思っていので、そういう選手と組んでもらえて嬉しく思いますね」

――玖村兄弟で対抗戦に出ることについては?

玖村兄「本当は11月のKrushフェザー級王座決定トーナメントで優勝して、兄弟でKrushチャンピオンとして並びたかったんですけれど。負けてしまってそれが実現できなかったので、ここはしっかり僕が勝って弟につなげます。そして来年はチャンピオンとして兄弟で並ぶためにもしっかり勝ちたいと思います」

玖村弟「こうやって対抗戦に2人で出させてもらっているので、その期待以上のことを1月はやって。来年は玖村兄弟の年にしようと思っています」

――玖村将史選手は同じ階級の武居選手がボクシング転向に伴いK-1王座を返上しましたが、それについてはどう思っていますか?

玖村弟「まあ、いなくなった選手の話をしても仕方ないと思うので。とりあえず、来年K-1のベルトを獲って。向こうが格闘技を続けているかぎりは、どんなルールでもやり返そうと思ってるので。とりあえず、来年ベルト獲ります」
※中村プロデューサーから『王座決定トーナメントは海外から選手を呼べる状況になったタイミングで考えていきたい』との見解
 まあ、獲るんやったらトーナメントしかないと思ってるし、それが今できない状況なので。外国人が早く来てトーナメントができるのが一番いいんですけれど。ベルトは獲れるので、今はとりあえず一番になるために強くなる期間かなと思っています」

――野杁選手の来年の最大の目標は?

野杁「ベルトしかないですね。ウェルター級のベルトを獲ることしか目標にしていないので。それを獲るために僕はスーパー・ライトのベルトを返上して、階級を上げたので。いつチャンスが来るか分からないですけれど、来年はウェルターのベルトを獲って二階級制覇を成し遂げたいなって思ってますね」

――そのために必要なものは?

野杁「なんだろう…まあ、コロナが落ち着くことじゃないですか(笑)」

――いままでと練習方法を変えたりは?

野杁「それは全然変えてないです。いつも通り、トレーナー陣と相談しながら、自分のよさを伸ばす、プラス自分の悪いところをどんどん改善していくことを重点的にやっているので。今は誰とやっても負ける気がしないですし、過去最強の自分がいると思っているので、そこは全然、意識してないですね」

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