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レポート

【K-1 DX】「安保瑠輝也、誰とでも戦います」。ホストコンビ涼真&渋谷春、北村克哉、元アウトサイダー王者・啓之輔が挑戦、結果は?=ABEMA『K-1 DX』

2020/12/13 21:12

3人目は元THE OUTSIDER王者・啓之輔が挑戦

 最後の3人目は元THE OUTSIDER 65-70kg級王者・啓之輔に決定した。

 啓之輔は13歳頃に暴走族に入り、総長を務めたことも。22歳でブラジリアン柔術を学び、アマチュア大会にも出場していたが、2008年3月の『THE OUTSIDER旗揚げ戦』に出場。ほぼ毎大会出場し、2009年12月にはトーナメントを制して65-70kg級初代王者となった。2010年10月にはリングスとプロ契約をかわし、プロとして活動。2015年7月にはあの朝倉未来とも対戦している。

 対戦決定に際し、啓之輔は「オーディションではあえて挑発的なことを言ったけれど、分かってるよ。日本のトップファイターだって。俺がどのくらいまで噛みつけるか。ただ出て負けるわけにはいかない。ガキなめんなよ」と意気込みを語っている。

 1R、ヘッドギア無しの啓之輔。レガースは両者着用。ともにオーソドックス構えからスタート。啓之輔の右の蹴りに安保は右の蹴りから着地してすぐに左ミドルを当て返す。安保の右ジャブの打ち終わりに右を狙う啓之輔。

 サウスポー構えとなる安保は左の前蹴りから左ジャブのダブルで前に。さらに左ヒザ。啓之輔は右を振るが、安保の左フックから左右の連打で棒立ちになる。

 啓之輔は首相撲からヒザで凌ぐが規定により1回まで。オーソドックス構えとなる安保の前進に引き手を掴んで首を巻き込み払い腰を決める啓之輔だが反則。レガースがズレて中断。左サイドキックでこかす安保。さらに関節に蹴る安保。啓之輔はバックブローもかわす安保がワンツーから右を打ち込む。

 2R、ともにオーソドックス構えに。左ミドルのダブルを当てる安保。右ローを返し詰める啓之輔だが、ロープを背にした安保は右のフェイントから左フック! 後方に啓之輔がダウンし、啓之輔セコンドからタオルが投入された。2R 0分15秒 TKOで安保が勝利。

 試合後、安保はリング上で「啓之輔さんありがとうございました。対戦相手のなかで一番怖さを感じました。どうでしたか、DXの企画。最初のホスト、2人まとめて仕留められなかったのが悔い残るんですけど、まあ、対戦を期待されていた北村さんと啓之輔さんはKO出来たのでまあ、よかったかなと思います。たくさんの応募がありましたけど、安保瑠輝也と対戦していただき、ありがとうございました」と挨拶。

 続けて、会場で観戦した同じアウトサイダー出身の黒石高大に「黒石選手でしたっけ? YouTubeの煽りで啓之輔さんが負けたら俺が行くって言ってましたけど、来ますか? 俺まだ全然、動けますけど。安保、ここで待ってますけど。やらない? OKです」と延長戦まで申し出た。

 さらに、3戦の感想を問われ、「思ったよりホストに手こずった。レフェリーもあれ止めてくれればよかったのに。ちょっとルールが曖昧でしたね。1人がダウンしたら殴りに行けないとか」と苦笑しながらも、最後は「今回の企画自体は安保瑠輝也と弘輝の名前を広めるための遊びだったんで。俺らの本場は、本職は格闘家なんで、リングで1月24日、2人とも試合が決まっているんで、そこで見せたいと思います」と、代々木競技場第一体育館で開催される「K’FESTA.4」での試合を見てほしいとアピールした。

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