2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1冬の大一番~』の前日計量&記者会見が、12日(土)都内にて13:00より行われた。
第10試合のスーパーファイト、-58.5kg契約3分3R延長1Rで対戦する、才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)は58.4kgで計量をパスしたが、遅れて到着し最後に計量を行った第2代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は60.5kgで2kgオーバー。その場で下着を脱いだが60.4kgで再計量となった。
その後の会見には才賀のみ出席。才賀は「久しぶりにK-1の試合ができるので楽しみです。一番輝いて目立ってあげようかと思います」と笑顔で話し、卜部の計量オーバーについては「それぞれ思うことあるし、僕らプロやからしんどくても(体重を)落としてますけれど、人それぞれ事情があるから。試合ができるのは彼の周りのサポートもあるし、僕もそうやし、とにかくお互いにいい状況で明日いいパフォーマンスができるようにしたい。それくらいです」と、特に気にしていないとした。
2011年9月ぶりとなるK-1での試合(キックボクシングは2018年8月以来)については「自分の中では、練習させてもらっていい練習ができているので(調子は)凄くいい。もっともっと成長できると思っていますし、本来だったら来年くらいによく仕上がった段階で試合をしたかったですね。でも短い期間でもいい練習ができているので、それを明日、どういう感じで出せるか楽しみです」とした。
楽しみと不安どちらが大きいかとの質問には、「もちろん試合なので不安もあります。でも試合ができているのは周りで応援してくれる方たち、仲間、僕の家族、母、娘、応援があるから。それに絶対に応えたい気持ちもあるし、いい仲間と練習しているからいいパフォーマンスを出せると思うので“紀左衛門は違うな”と思われるようなパフォーマンスを出す。今はワクワクが一番大きいですね」と、練習の成果を出せることにワクワクしていると語った。
一方、卜部は1.9kgオーバーのため、K-1実行委員会で才賀側、卜部側と協議した結果、以下の形にて双方合意の上、試合を実施することとなった。
1.第1ラウンド、卜部は減点2から試合開始。2.規定では、才賀は8オンス、卜部は10オンス着用のグローブハンデとなるが、才賀がこれを拒否したため、双方とも8オンスグローブを着用。3.卜部はファイトマネーから30%減額。