元ONEフライ級ムエタイ世界王者ジョナサン・ハガティー (C)ONE Championship
2020年12月4日(金)シンガポール・インドアスタジアム大会(250人限定の有観客&配信ライブ)にて事前収録され、翌週12日(金)に「ONE Super App」や「ABEMA」で世界150カ国以上に配信されるONE Championship『ONE: BIG BANG 2』。
そのメインイベントで、第13代シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM)と対戦する元ONEフライ級ムエタイ世界王者ジョナサン・ハガティー(英国)のインタビューが届いた。
ハガティーは7歳でムエタイ選手だった父からムエタイを学び、ヨーロッパのアマチュア大会で数々の優勝。プロになってからは世界中を転戦し、2019年1月からONEに参戦。同年5月に元ルンピニー王者で400戦以上のキャリアを持つ“左ミドルの達人”サムエー・ガイヤーンハーダオを判定で破り、ONEムエタイ世界フライ級新王者についた。しかし、同年8月と2020年1月にロッタン・ジットムアンノン(タイ)と2度対戦し、初戦でロッタンに判定負けで王座陥落。2戦目も王者ロッタンに3R KO負けで2連敗となっている。現在ONEムエタイのフライ級3位。
最近ロックダウンもあったイギリスに在住しているハガティーだが、「家族でやっているジムなので個人的には大きな影響はありませんでした。そして、プロのファイターということで、通常通りに練習し続けることができました」と大きな影響はなかったという。
対戦する内藤については「 彼のメインの武器はカウンターです。相手を仕掛けてそこからカウンターを狙います。ただ、彼はトップ4のランキングにはまだ入らないと思います」と、内藤の実力はまだ自分には及ばないとする。
ロッタンとの2度の対戦を経て「感情で戦ってはいけないということ。リングに入る前に感情を捨て、そしてセコンドの声を聞くこと。ロッタンの流れに吸い込まれないように、ゲームプランに沿って動くこと」を学んだと言い、前回の試合以降は「メインはリカバリーですね。普段は試合前に自分の身体の声をあまり聞かなかったのですが、今回は大事にしていて、リカバリーのセッションを中心としてきました」と、怪我や疲労の回復に努めてきたとする。
タイトルを取り戻すには「トップ2のパンパヤックかスーパレックから華々しいノックアウトを飾るとかでしょうか。もう一度チャンスを手に入れたいですね」と上位の選手をKOすることが必要だとし、現在5位にランキングされるペッダム・ペッティンディーアカデミーとの対戦にも「100%興味あります。僕は、サウスポー相手にはかなりの自信があります」と望むところだ。
そして今回の内藤戦は「レフェリーストップですかね。2R目に。ジョナサン・ハガティー式のヒジ落としか、別の新しい技で取りに行きます。ぜひ期待していてください」と、2RにヒジでTKO勝ちすると予告した。