キックボクシング
ニュース

【RIZIN】吉成名高が2度目の出場、アグレッシブスタイルのペットマライと対戦「1Rから倒しに行く」

2020/12/10 20:12
 2020年12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN.26」の追加カード発表会見が、2020年12月10日(木)16時から都内にて行われた。  50kg契約・RIZINキックボクシングルール3分3R(ヒジ打ちあり)で、元ルンピニー&ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者・吉成名高(エイワスポーツジム)vsペットマライ・ペットジャルーンウィット(タイ)が決定。  名高は2018年12月、ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座を奪取し、日本人として7人目の同スタジアム王者になり、2019年4月15日にはルンピニースタジアム認定同級王座も獲得。日本人初のルンピニー王者になると同時に、ムエタイの2大殿堂であるルンピニーとラジャダムナンの王座を同時に保持した史上2人目の外国人(タイ人以外)選手となった。  また、2017年4月にWMC世界ピン級王座、2018年4月には日本人4人目の快挙となるWBCムエタイ世界タイトル(ミニフライ級)を獲得。さらに同年9月にはIBFムエタイ世界ミニフライ級王座もKOで獲得し、日本人初のIBFムエタイ世界王者となっている。2019年12月のBOMではBOMフライ級初代王座決定トーナメントを圧倒的な強さで制した。  RIZINには8月の横浜大会で初参戦し、優心(京都野口ジム)に2R3分8秒、ヒジ打ちでTKO勝ち。パンチ、キック、ヒジ、そして首相撲でコカしまくる姿に「強すぎる」「鬼強い」「強さハンパない」といった言葉がSNSで飛び交った。榊原信行RIZIN CEOは大会総括で「名高選手は化け物ですね。彼と渡り合える本当に強い外国人選手を呼んで日本で戦わせてあげたいと思います」と評している。  10月のBOMでは阿部秀虎を圧倒して2RでKO勝ちした名高が今回迎えるペットマライは、ムエサイアム認定フライ級&ライトフライ級王座、テレビマッチの7ch『スック・ムエタイ・ジェットシー』が認定するライトフライ級王座に就いた三冠王。ムエタイは8歳から始め、名高と同じ19歳にして70戦を経験している(名高は40勝22KO4敗1分)。パンチ、首相撲が強いという。  日曜日の午後に放映される『スック・ムエタイ・ジェットシー』は数多くあるムエタイ中継番組の中でも老舗で人気が高い。その理由はアグレッシブに攻める選手を集め、KOやダウンシーンが比較的多いからだ。ペットマライはその王者ということで、名高とは激しい試合が期待できそう。  ペットマライからは「名高はタイでも有名な選手です。勝てば僕が有名になるチャンスなので絶対に勝ちます」とのコメントが寄せられた。  一方、会見に出席した名高は「8月の大会に続いて大晦日という華やかな舞台に続けて出場できることを本当に嬉しく思います。対戦するペットマライ選手は本場タイでもベルトを巻いている強い選手ですが、自分も一所懸命に練習してきているので、ムエタイの魅力である技の美しさや技術をどんどん見せて1Rから倒しに行きます」と宣言。  ピン級、ミニフライ級、フライ級と徐々に階級を上げている名高は「今、体重と身長が少しずつ伸びているので、大きくなるにつれて階級を上げていこうと思っているんですけれど、今の自分の体重は50kgが一番適していると思うので、一番のパフォーマンスを見せられると思っています。来年以降はどんどん自分の身体を作って53kgとか、54kg、55kgに上げていければいいなと思っているので、その階級で強い選手とやっていければと思っています」と、今は50kgがベストな体重だという。  今回はムエタイの3分5Rではなく3分3Rと短い試合時間となることについては「通常タイ人と試合をする時は5Rなので、いつもとは配分だったりペースが変わってくると思うので、1Rからどんどん自分の持っている技を仕掛けていって相手を翻弄していければと思います」と、ムエタイに合わせた戦い方を今回はしないと宣言した。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント