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2020年12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN.26」の追加カード発表会見が、2020年12月10日(木)16時から都内にて行われた。
会見後の取材で榊原信行CEOは、2021年フェザー級GP開催の可能性をあらためて語り、王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)のGP参戦について言及した。
11月21日の『RIZIN.25』で朝倉未来(トライフォース赤坂)に判定3-0で勝利し王者となった斎藤は、12月4日に鼻骨骨折の手術に臨み、全治2カ月。年内はコンタクト系の練習は出来ない状況となっているため、年明けの復帰戦を目指している。
今回の「RIZIN.26」では、フェザー級ファイターによる3試合が発表されている。
▼68kg契約 5分3R ※ヒジあり
朝倉未来(トライフォース赤坂)
弥益ドミネーター聡志が(team SOS)
▼67kg契約 5分3R ※ヒジあり
クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)
カイル・アグォン(グアム/SPIKE22)
▼68kg契約 5分3R ※ヒジあり
萩原京平(SMOKER GYM)
平本 蓮(THE PANDEMONIUM)
榊原CEOは、今回発表の未来vs.ドミネーターについて、「(DEEP現王者の)牛久(絢太郎)かドミネーターかで考えたときに、未来と“跳ねる”というか、大晦日という地上波も考えて、スケール感のある試合が出来るのはドミネーターかなと。2人で繰り広げられるであろう試合展開をイメージしたら、ドミネーターの方が皆さんに評価してもらえるものになるんじゃないかなと考えました。それはファイトスタイルもキャラクターも」と説明。
ドミネーターの会見での「朝倉未来選手が今回復帰戦で絶対に落とせない、というところで自分みたいな、ただ格闘技を習っているだけの会社員を選び出していただいたという素晴らしいリスクマネジメント能力によってここで座っております」というシニカルな“リスクマネジメント”発言にも、「本人も自分の役割を分かりつつも大きなチャンスということも理解している。そういう“未来の首を取って有名になろう”という大きな野心を持った日本人選手がしばらくは未来の前には待っている。あなどれない相手だと思います」と評価した。
今回の目標はRIZIN史上最高の視聴率をとって、来年以降の朝倉未来に期待するような試合をすること
— 朝倉未来 Mikuru Asakura (@MikuruAsakura) December 10, 2020
一方で、怪我で療養中の斎藤については、現在開催中の「Bellatorフェザー級GP」に現王者のパトリシオ・“ピットブル”・フレイレが1回戦からタイトルマッチ防衛戦を兼ねて出場している例をメディアから出され、「その可能性はある」と明言。「期せずしてフェザーでこうしていい選手が国内を中心に集積してきているので、ここに外国勢が加わればほんとうに来年のフェザー級GPが現実味を帯びるし、ここでクレベルがどんな活躍を見せられるかどうかも含めて、外国勢を迎え撃つ日本の一人として、いいラインナップが並ぶように思います。どういう展開になるか楽しみ」と、GPに向けた王者を含めたフェザー級ファイターたちの鍔迫り合いに期待を寄せた。
フェザー級が盛り上がってきた。
— 斎藤裕 Yutaka Saito (@yutakasaito1008) December 10, 2020
手術した鼻はかなり良くなってきたから、ぼちぼち動き始めよう。