【REBELS】「テクニックで魅せたい」という老沼隆斗に心直は「大番狂わせは必要なので僕が起こせれば」

　2020年12月6日(日)東京・後楽園ホール『REBELS.68』（昼興行）の前日計量＆記者会見が、5日（土）都内にて正午より行われた。 　メインイベント（第8試合）52.0kg契約3分3R延長1R REDルールで対戦する、REBELS-RED スーパーフライ級王者・老沼隆斗（STRUGGLE）は51.7kg、心直（＝しんた/REON Fighting Sports Gym）は51.9kgで計量をクリアー。 　その後の会見で、心直は「明日は老沼選手のおかげでメインでできることを嬉しく思います。しっかり胸を借りるつもりでいい試合をして次につなげたいです」、老沼は「調子も凄くいいので、初のメインということでお互い倒しに行く感じの試合にできればと思います。僕もガンガン行こうと思っているので。よろしくどうぞ」と、それぞれメインイベントであることを意識したコメント。 　最終的にどんな勝ち方をしたいかとの質問に、心直は「判定で勝ちたいです」と堂々の“判定勝ち宣言”。その理由は「老沼選手は1Rからガンガン来ると思うので、スタミナもある選手で3Rも疲れて首相撲に逃げることはないと思います。だから蹴りとパンチの距離でずっとやらされると思うの、d倒して勝つのは本当に無理だと思います」ということらしい。 　それを聞いた老沼はニヤリと笑い「じゃあ、僕は倒して勝つってことでお願いします」と、こちらはKO宣言。 　改めてお互いの印象を聞くと、心直は「改めて対面して、肌が白いなと思いました…あまりウケなかったですね（苦笑）。体の厚みを感じてフィジカルも強いと思ったので、強いなって印象は変わらないです」、老沼は「高校の後輩感が強いです(笑)。年下なので可愛い感じですね」と笑った。 　ほのぼのとした空気が漂うやり取りだったが、心直は「格闘技は大番狂わせが最近多いじゃないですか。、RIZINで朝倉未来選手が負けたり、K-1でKANA選手が負けたり。大番狂わせはREBELSにも必要だと思うので、僕が起こせればと思います。下馬評では僕の分が悪いので、みんなの期待に逆に応えたい」と、番狂わせを起こすと言い放った。 　老沼は自分が育ってきたREBELSでの初メインについて「僕が今までファンとして見て来たREBELSはメインに出ていた選手は加藤竜二選手やヤスユキ選手などキャラがある選手で。僕はヤスユキ選手が好きだったので、試合で魅せられる、テクニックで魅せられる選手としてメインでやりたいと思っています」と、テクニックで観客を魅了する試合をやりたいと話した。 　また、2021年について、心直は「勝てば来年は、REBELSで老沼選手は負けていないのでスーパーフライ級が僕中心の1年になると思っています。もし負けてしまったらゼロからのスタートじゃないけれど、ガクッとレベルが下がった相手とやらされて下から上がっていくことになると思うので、次期挑戦者決定トーナメントをやって欲しいです」と、どちらにして自分が活躍したいとの希望。 　老沼は「今回勝って、今年はこういう状況なので海外から選手を連れてこれなかったし、自分も行けなかったので外国人ともやりたいですし、REBELSで白幡選手や心直選手がまた上がってくると思うのでその辺にも勝って自分の強さを見せられればと思います」と外国人選手と対戦したいとした。 　最後に、心直は「初参戦で僕のファンはいないと思うので、REBELSファンにしっかりいい試合を、見ている人がアツくなる試合を見せられるように頑張りたい」、老沼は「初のメインになるのでしっかり勝ちに徹したいので、しょっぱい試合になるかしれませんが、盛り上げる試合をするつもりなので最後まで見てください」と、それぞれ意気込みを語った。