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2020年12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN.26」の追加カードが12月2日(水)、都内にて発表された。
会見後、囲み取材を受けた榊原信行RIZIN CEOは、「3大タイトルマッチ」として、バンタム級で朝倉海vs.堀口恭司、女子スーパーアトム級で浜崎朱加vs.山本美憂のほか、「ライト級タイトルマッチ」として、トフィック・ムサエフvs.ホベルト・サトシ・ソウザを行いたい考えを明かした。
アゼルバイジャンのムサエフはアルメニアとの紛争の前線にいまだおり、チームに復帰次第、来日を予定しているという。
「ムサエフはまだ戦地にいる。刻一刻と情勢が変わるなかで、ここ1日、2日で(紛争地から)戻って来れる日が決まる。(陣営は)『しっかり準備は整っているので、戻り次第、日本で出場したい』ということなので、ムサエフが(日本に)来れたら、ムサエフとサトシでライト級のタイトルマッチとしてやりたい」
しかし、日本での隔離生活を考慮すると、遅くとも12月の中旬には来日を果たしている必要がある。榊原CEOは、「もう数日で判断しないと、2週間の日本での待機要請の期間を考えると間に合わなくなる」と語った。
『ゴング格闘技』1月号(NO.311)では、ホベルト・サトシ・ソウザがクレベル・コイケとの対談で、「ムサエフが王者になった時からずっと、いつかは倒さなければならない相手だと考えていた」と、ムサエフとの対戦を見据えてトレーニングしていることを語っている。
果たして、“日本柔術界の至宝”と“アゼルバイジャンの英雄”は、ライト級のベルトを賭けて戦うことになるのか。今後の動向に注目だ。