「フェイスオフは無しで」のアナウンスのなか、いきなり向き合った両者。危険な香りが漂う平本(左)vs萩原の一戦が決定。平本は今回がMMAデビュー戦となる
2020年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN.26」の追加カードが12月2日、都内にて発表された。
68.0kg契約で、K-1甲子園2014 -65kg優勝・平本蓮(THE PAN DEMONIUM)がMMAデビュー。MMA4勝2敗の萩原京平(SMOKER GYM)と5分3Rのヒジ打ちありルールで対戦する。
平本は、2017年K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント準優勝者。2019年12月の「Bellator JAPAN」でRIZIN キックルールで芦田崇宏を1R KOに下し、本格的にMMA転向を目指していた。現在はGENスポーツアカデミーで岡見勇信、ストラッサー起一、山田崇太郎、徳留一樹らと練習を積んでいる。
萩原は、8月RIZINで白川陸斗をTKOに下したストライカー。“喧嘩番長”の異名を持ち、中学時代はラグビー、17歳の頃から格闘家に憧れてアマチュア大会に出場し始めて20戦18勝の好成績をあげた。その後プロに転向し、戦績は3勝2敗。8月の「RIZIN.22」では、朝倉兄弟と共に練習する白川陸斗をジャブ&カーフキックのローで崩し、ボディ打ち&ヒザ蹴りなど上下の攻撃にテイクダウンも織り交ぜ、最後はワンツーでTKOに下している。
しかし、連戦となる9月のRIZIN.24では立ってよし、寝てよしの強敵・芦田崇宏に1R アームロックで一本負け。11月の大阪大会で内村洋次郎とのストライカー対決を右ストレートで22秒、KO勝利を収め、再起を遂げた。
会見で萩原は「4大会連続で出場することになりました。このカードは本当に自分でも凄く楽しみなカードやし、絶対面白いバチバチの試合になると思っているのでファンの皆さん、楽しみにしていてほしいです。対戦相手の平本君、今回がMMAのデビュー戦みたいなのでMMAの厳しさを教えてあげようと思うので、マウントとってヒジでボッコボコにしてやろうと思っています」と不敵な笑みを浮かべて挑発。
(写真)「フェイスオフ無しで」というアナウンスの中、いきなり向き合った平本と萩原
これを受けて平本は萩原の方を睨みながら「なんか楽しみな試合とか言ってたけれど、ふざけんなよ。お前がボコボコにされるだけの試合だからな。勘違いするなよ。喧嘩自慢だか何だか知らないけれど、やってきた歴史が違うので。それはキックだろうがMMAだろうが僕は変わらないので。平本蓮の強さを存分に見せる試合だと思うので。この試合はあくまで平本蓮vs萩原京平じゃないんですよ。平本蓮のデビュー戦なので楽しみにしていてください」と言い放った。