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【修斗】世界バンタム級王者・佐藤将光がタイトルを返上

2020/12/02 10:12
 2020年12月1日、日本修斗協会は、第10代世界バンタム級王者の佐藤将光(坂口道場一族)が、2020年11月30日付けで同王座を返上したことを発表した。これにより、暫定王者だった岡田遼(パラエストラ千葉)が正規王者となる。  佐藤信義コミッショナーに、直にベルトを返還した佐藤将光は、「この度、私、佐藤将光は修斗世界バンタム級の王座を返上させて頂くことになりました。修斗関係者の方々にはパンクラスから来た自分に多くのチャンス与えて頂き、そしてファンの皆様にはたくさんの応援をして頂き、修斗のチャンピオンにまでひきあげてもらい感謝でいっぱいです」と王座返上の報告と感謝のコメントを発表。  続けて、「ONE Championshipへの参戦が決まってからはなかなか修斗で試合をするタイミングが作れず、心苦しくもありました」と、2018年11月の齊藤曜戦以降、王座防衛戦を行えず、また、ONE参戦後の修斗での試合は、2019年7月のファン チャンファン戦のみにとどまったことを「心苦しかった」と吐露した。  今後については、「王座を返上することで修斗のバンタム級が更に盛り上がっていくこと願っています。これからは第10代修斗バンタム級世界王者として精進していきますので変わらず佐藤将光を応援して頂ければうれしく思います」と、10代目の同級修斗王者として、誇りを持って世界で戦っていくことを記している。  佐藤の王座返上により、岡田遼が王者となる修斗世界バンタム級ランキングは、11月1日付けの時点では、1位に安藤達也、2位に根津優太、3位に田丸匠、4位に手塚基伸、5位に倉本一真、6位に藤井伸樹、7位に魚井フルスイング、8位に石井逸人、9位に小野島恒太、10位に祖根寿麻がランクされている。  しかし、1位の安藤は2020年11月23日のプロ修斗後楽園大会で当日計量のフェザー級契約ながら、元DEEP王者の大塚隆史に敗れており、3連勝中だった根津は2019年11月に倉本にTKO負け、田丸は2020年8月に安藤にTKO負けを喫するなど混戦模様で、ランク外ながら10位の祖根寿麻を下し、6位の藤井伸樹と接戦を繰り広げた24歳・後藤丈治ら新鋭も加わり、群雄割拠の状態だ。果たしてどんな王座戦線が組まれていくか。  また、ONE Championshipでは現在、バンタム級ランキングは王者ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)を筆頭に、1位にビビアーノに1勝3敗のケビン・ベリンゴン(フィリピン)、ONE3連勝でMMA6連勝中の佐藤将光(日本)は2位につけている。3位にダゲスタン出身で竹中大地に競り勝ったユサップ・サーデュラエフ、4位にONE4連勝・MMA7連勝中の上久保周哉(日本)、5位にUFC12勝4敗で、ONEでムイン・ガフロフ、ケビン・ベリンゴンに連勝中のジョン・リネカー(ブラジル)がランクされている。  強豪ぞろいの中、元UFCのリネカーが参戦するなど激戦区となっている同級。修斗、ONEの“黄金のバンタム”にも注目だ。
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