▼男子3位決定戦
〇後藤優太(空手道MAC)
一本 0分35秒 ※左下段廻し蹴り
×江口雄智(新極真会/福岡支部)
今大会の台風の目になるであろうと目されていた身長190cmの後藤は、他流派勢の中で唯一のベスト4進出を果たしたが、準決勝で加藤大喜に敗れた。空手は幼稚園の年中から始めて中1までやり、中学と高校はバレーボール部で活躍。大学から空手に復帰してウェイトリフティングと並行して活動しているのだという。
対する江口は2019年第12回全世界大会7位、2016年第48回・2018年第50回全日本大会6位の実績を持ち、今大会の優勝候補にもあげられていた軽重量級のファイター。準決勝では入来に敗れて3位決定戦への出場となった。
しかし、江口は準決勝・入来戦のダメージが深く、後藤の左下段廻し蹴り3連打で倒れ込み、そのまま立つことができず。わずか35秒で後藤の一本勝ちとなった。
▼女子3位決定戦
〇加藤小也香(新極真会/愛知山本道場)
判定5-0
×水谷 恋(久保田道場)
加藤は第5回全世界ウエイト制軽量級優勝(2013年)、第46回全日本優勝(2014年)、第26~29回全日本ウエイト制軽量級4連覇(2009~2012)、第1・3・5回JFKO全日本中量級優勝と、無敵の強さを誇った新極真会の女王。しかし、近年はなかなか優勝に手が届かない状態が続き、今大会でも準決勝で久保田に敗れて3位決定戦へ。
水谷は2018年第1回JFKO国際大会軽量級王者で、決勝で菊川を破って周囲を驚かせた。今大会では準決勝で菊川との再戦となり、延長戦の末に敗れている。
両者距離をとっての戦い。加藤は飛び込んでの膝蹴り。水谷は突きで応戦。加藤は膝蹴りから回り込んでの突きを連打すると内股蹴りも交え、そのまま手を止めることなく最後まで攻め続け、判定勝ちした。