2021年はタイトルを狙いたい津崎と、2021年いっぱいでの引退を表明した渡慶次の対戦
2020年12月6日(日)東京・後楽園ホール『REBELS.68』(昼の部)の追加対戦カードが決定した。71.5kg契約3分3R延長1R REDルールで津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)vs渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)が決定。
(写真)ブラボと引き分けた津崎
現ラジャダムナンスタジアム認定ミドル級王者・石毛慎也を師に持つ津崎は9月の新日本キックで同団体のウェルター級王者リカルド・ブラボと引き分けている。現REBELS-REDスーパーウェルター級王者の吉田英司(クロスポイント吉祥寺)とは過去3度に渡って激闘を繰り広げており、この渡慶次戦で勝利を飾って、来年は悲願のタイトル奪取を成し遂げたいところだ。戦績は5勝(2KO)7敗2分。
(写真)キック2戦目でヒジ打ちの洗礼を浴びた渡慶次
渡慶次はパンクラスを主戦場とするMMAファイターだったが、2017年からミャンマーの超過激格闘技ラウェイに参戦。現在まで6勝4敗5分と本場ミャンマーの選手を相手に勝ち越しており、その勝利の中には2018年6月にミャンマーの英雄ソー・ゴー・ムドーをKOした試合や、同年12月にミャンマーで開催された国際大会の『KBZ グランドファイナル』でKO勝ちして日本人2人目の同大会王者に輝いた試合も含まれる。
新型コロナウイルスの影響でミャンマーの選手が来日できない状況のためラウェイの試合が組まれず、9月の『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』でキックボクシングルールに初挑戦。NKBミドル級4位・釼田昌弘(テツジム)を左ローと左フックでダウンさせ、3R1分59秒でTKO勝ちを収めた。しかし、11月の2戦目で長身のムエタイファイター小原俊之のヒジ打ちで負傷ドクターストップに追い込まれ初黒星。その後、試合で受けた傷口の回復経過を確認した上で、4週間での連続出場が決まった。
津崎は「ラウェイのチャンピオンと試合できるのは楽しみです。必ず勝って、来年のタイトルマッチに繋げます」と意気込む。
渡慶次は「11月大会は、ムエタイの強さを文字通り『肌で感じました』。今回も肘有りルール、相手は肘の得意な津崎選手ということで楽しみです。効かせた後に、しっかり息があるか見極めてぶっ倒します。2021年いっぱいで渡慶次は現役選手を引退します。狂戦士の闘いを生で観られるチャンスはあと6試合から8試合だと思います。見ないと損します」と、来年2021年いっぱいで引退すると宣言した。