K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】Krush王者・佐々木大蔵、大和哲也戦では「自分が今までにないものを見せられたら」

2020/11/19 21:11
 2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、スーパーファイト-58.5kg契約3分3R延長1Rで元WBCムエタイ世界スーパー・ライト級王者の大和哲也(大和ジム)と対戦するKrushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO)が公開練習を行った。  佐々木は2008年にK-1甲子園でベスト8入り、同年5月にプロデビューし、2016年にKrushライト級王者となった。2018年4月の2度目の防衛戦で同王座を失い、スーパー・ライト級に転向すると同年11月のK-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントでは準優勝。2019年6月大会では不可思をTKOで下している。2月大会で鈴木勇人を破り、ライト級に続いての2階級制覇に成功。7月には初防衛に成功し、10月には中野滉太に判定勝ち。現在5連勝中で戦績は27勝(6KO)17敗1分。  公開練習として行ったミット打ちで、佐々木はKRESTの渡部雅和代表の持つミットに気迫のこもった表情で向かっていき、練習の充実ぶりを伺わせた。10月のKrush後楽園大会でも試合をこなしており、「体調は常に変わらず。練習内容は常に『まだまだ!』と思いながらやってますね」とコンディションのよさを示した。  10月28日の対戦カード発表会見では、佐々木が「アート」、大和が「合氣」とそれぞれのキーワードを軸に試合への展望を語っていた。佐々木は「会見の時は大和選手の言葉に聞き入っちゃって。すごく難しい言葉で話されていて、理解するのにあの時間じゃ足りないぐらいでした。自分が想像していた通りで、偉大な選手だなという思いが増しました」と、感じるものがあった様子。  そんな相手と、佐々木が作り上げたいのは彼独自の“アート”だ。「大和選手としかできない、緊張感のある戦いで表現できたものが、お客さんにどう“アート”として伝わるか。人それぞれ感じ方も違うので、大和選手としか見せられないものを一人でも多くの方に伝えられたらいいなと思います」  さらに佐々木は「試合を終えて、一人でも多くの皆さんに『明日から頑張ろう!』という力が伝わればいいなというのがありますし、そういったものを見せるには、僕の中で『格闘技=KO』というわけではないですけど、第三者的に見ると倒し合いが評価されると思います。自分が今までにないものを見せられたら、見ている人たちも『おっ!』という感じになると思うので、そこも想定しながら練習に励んでます」と、いつになく「倒し合い」も示唆する。  対戦相手としての大和については「自分がデビューした時から第一線で活躍していた選手で、経験値も、いろんな修羅場をくぐり抜けた数も全然、自分より上だと思います。常に見上げていたような存在ですね。大和選手だからということではなくて、緊張は常にあるんですけど」と話す。  今年の佐々木は2月のKrushで鈴木勇人からKrushスーパー・ライト級王座を奪って2階級制覇を達成すると、7月に近藤拳成、10月に中野滉太を破って負けなし。今年3戦全勝、昨年6月から5連勝中と好調で、今回の大和戦はこの1年を締めくくる戦いにもなる。 「去年、僕はK-1にしか出てなかったですけど、今年はKrushが3戦続いて『Krushの年かな』と思っていた矢先に両国国技館という大きな大会に出場が決まって、身が引き締まる思いです。ここでまた、ひと味違う自分が見せられたらなという意気込みがありますね」。  この試合の先、来年への展望を聞かれると、「来年だからとか、そういうものにあまり惑わされないように、常に佐々木大蔵でい続けるということを意識してます」と、これも“らしい”コメント。  今回の両国大会、大和戦で最終的に見せたいものは、「今までの佐々木大蔵とはひと味違った、ある意味皆さん『えっ!?』とビックリするような、いい意味で期待を裏切るような試合を展開できたらいいなと思ってます」と予告した。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント