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フロイド・メイウェザーが都内で会見。日本で年内にTMT大会開催構想を明かす

2019/04/09 23:04
フロイド・メイウェザーが都内で会見。日本で年内にTMT大会開催構想を明かす

RIZINが、ボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ推薦選手と那須川天心の対戦を発表した7時間後、都内会員制ホテルにて、5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニアが会見を行った。

2018年大晦日に那須川天心と3分3Rのボクシングルールによるエキシビションマッチを行ったメイウェザーは、今回の来日の目的を「日本で年内にTMT(THE MONEY TEAM)の新しいイベントを開きたい。ボクシングのエキシビションと格闘技の興行でラスベガスのように日本を盛り上げたい」と語った。

さらに対戦相手については「まだ決定していないが、日本人選手」と語り、報道陣からパッキャオ戦の可能性を問われると、「パッキャオとはすでに試合をしたし、パッキャオはまだプロボクサーとして何試合かあるだろう。互いに歳をとったし自分は引退している。エキシビションは引退してからやった方がいい」と否定した。

日本でのTMTの興行については日本の団体や選手と協力して開催の可能性もあり、メイウェザーは「日本人の王者とやってもいいし、テンシンが出てもいい、RIZINやほかの団体と組む可能性もある」と語った。TMTジャパン関係者によると、メイウェザーは元WBA世界ミドル級王者・村田諒太に興味を示しているという。また、メイウェザーはRIZINでパッキャオ推薦選手と対戦する那須川に向けて、「テンシンには頑張ってほしいと思っている。テンシンとやった時は練習しなかったが、とても強いと思った。キックルールなら相手に勝つと思う」とエールを送った。

9日昼のRIZINの会見で榊原氏は、パッキャオとの契約を「格闘技のお祭りを東京ドームでやるとか、日本の格闘技だけでは出来ないスケール感のあるものを作り出していく、そのキックオフの契約です」と語り、今回のRIZINとパッキャオとの接点が、フロイド・メイウェザー・ジュニアとTMTプロモーションの協力あってのことだと説明しており、「明日(※実際には9日深夜に前倒しされた)、メイウェザーが日本で会見を行う予定ですが、メイウェザーは年内に大きな格闘技イベントを考えているようです。世界の格闘技界がワクワクドキドキするイベントを仕掛けていきたい」と語っていた。果たして、両者は今後どのような交わりを持つのか。

ボクシングと格闘技のミックスイベントとしては、アジアではONE Championshipが、2018年10月の「ONE:KINGDOM OF HEROES」タイ・バンコク大会で、シーサケット・ソー・ルンヴィサイのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ(3分12R)を実現させたが、同大会はウィラポンを育てたナコルアン・プロモーションズとの共同開催で、WBCの認可を受けたものだった。日本でのTMTの興行では、ボクシングマッチの場合はエキシビションとなる。

なお、RIZINにフィリピンの選手を推薦したマニー・パッキャオはONE Championshipの株主でもあるが、今回のRIZINとの契約について、榊原委員長は「パッキャオは特に問題視していない」ことを明かしている。9日夜の会見の最後にメイウェザーは、4月21日のRIZIN横浜大会への来場を予告し会見を切り上げると、カジノ候補地のひとつであるベイエリアの視察に向かった。

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