キックボクシング
レポート

【ホーストカップ】ヘビー級王者対決は内田雄大がTKO勝ち、スーパーフライ級は滉大が防衛に成功

2020/10/27 16:10

▼ダブルセミファイナル(第5試合)HOOST CUP日本フェザー級王座決定戦トーナメント決勝 3分3R延長2R
×國枝悠太(二刃会/MA日本フェザー級3位)
TKO 1R 2分50秒 ※右ストレート→レフェリーストップ
〇泰良拓也(PFP/RISEフェザー級8位)


 DAY FIGHTで行われたHOOST CUP日本フェザー級王座決定戦1回戦にてヘンリー・セハスを破り進出した國枝と、泉丈成を破り進出した泰良拓也が決勝で激突。昨年の大阪大会で両者は対戦し、泰良が判定勝利しており決勝でのリベンジを熱望していた國枝の望むカードとなった。


 お互い顔に傷が見られ1回戦の激闘を物語る。序盤ローの蹴り合いから探るように始まるが、國枝が打ち合いを仕掛け、泰良がカウンター気味に右をクリーンヒットするとさらに國枝のパンチラッシュがヒートアップ。泰良のガードの隙間を縫うようにヒットする。ガードしながら冷静に返す泰良。

 ラスト30秒のコールで激しい打ち合いが始まり、やや國枝が押し気味であったがラスト10秒の拍子木の合図で泰良が左ミドル、テンカオを当て、國枝がやや体勢が流れたところに右クロスがクリーンヒットでダウン。立ちあがるも足がふらつき、危険と判断したレフェリーがストップをかけ泰良の勝利。HOOST CUP日本フェザー級王者となった。

▼第4試合 EXルール 60kg契約 3分3R延長1R
〇マキ・ピンサヤーム(真樹ジムAICHI/ムエタイ元ルンピニースタジアム2冠王)
判定2-0 ※29-29、29-28、30-28
×久井淳平(多田ジム/ JAPAN KICK INNOVATIONスーパーフェザー級王者)


“日本人キラー”元ムエタイ2冠王のマキ・ピンサヤームが復帰2戦目でJAPAN KICK INNOVATION王者の久井と対戦。リングで向かい合うと両者の身長差は歴然、サウスポーの長身王者・久井を相手に、ムエタイテクニシャンはどのような技術を見せるか。


 開始早々、久井が試合前から予告していた長身を利した前足の前蹴り、ジャブでけん制。ピンサヤームは距離を測るようにじわじわ詰めてロー、ミドルでけん制する。久井はスイッチしながらカーフキックを多用し、ピンサヤームの足を殺そうとする。下がりながら攻撃を仕掛ける久井に入りにくいピンサヤームだが、蹴りに右ストレートをクリーンヒットしグラつかせる。なお警戒し、下がりながらのジャブとカーフキックを徹底する久井。


 2R、次第に距離を詰め始めるピンサヤームがローから左フック、くっつくとヒジを叩き込み、崩しまでつなぎゲームプランを進める。ピンサヤームの攻撃の合間に久井もジャブ、カーフキック、前蹴りでふんばり決定打を逃れる。何度か右ストレートの強打をクリーンヒットし2R終了。


 3R開始早々、久井も意を決したように打ち合いに応じ激しい攻防が続く。クリンチになると元ムエタイ王者に分があり、久井がこかされる。途中、ヒザの攻防の中でピンサヤームのヒザが久井の股間に入りタイムストップ、状態を見て再開、ピンサヤームが前に出ず距離をとりカウンターに徹する。単発のラリーは元ムエタイ王者に分があり、ポイントを重ねるようにしてタイムアップ。2-0の判定によりピンサヤームの勝利となった。

▼第3試合 EXルール 52kg契約 3分3R延長1R
×タネヨシキ(=タネとヨシキの間にハートマーク/直心会/JAPAN KICK INNOVATIONフライ級5位)
TKO 3R 0分28秒 ※バックハンドブロー→レフェリーストップ
〇則武知宏(テツジム/ NKBバンタム級5位)

▼第2試合 59kg契約 3分3R   
△Rai(888 GYM)
ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29×2
△上野コウキ(直心会)

▼第1試合 58kg契約 3分3R
〇勝村翔平(MaynishKickBoxing)
KO 1R 2分2秒
×聡一郎(teamK)

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