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【Krush-EX】デビュー戦の赤田功輝が逆転KOで大胆にK-1出場アピール、女子は好試合でJKファイターが揃って勝利

2020/10/24 22:10
【Krush-EX】デビュー戦の赤田功輝が逆転KOで大胆にK-1出場アピール、女子は好試合でJKファイターが揃って勝利

元気よくスーパーマンパンチを見舞う赤田(右)

「Krush-EX 2020 vol.2」
2020年10月24日(土)東京・GENスポーツパレス

▼セミファイナル(第6試合)Krushライト級 3分3R
×大関敬真(BOXING-WORKS水龍會)
KO 1R 2分52秒 ※左フック
〇赤田功輝(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)


(写真)大関が最初にダウンを奪った

 大関は『格闘代理戦争』でのパワフルなファイトで注目を浴びた存在だが、今年4月のデビュー戦で敗れており2戦目に臨む。赤田は今回がデビュー戦。


(写真)左フックでダウンを奪い返す赤田

 1R、前に出てくるサウスポーの赤田に大関は右ミドルとパンチでボディを狙い撃ち。赤田も左ミドルを放つ。大関の右ローがローブローになってしまい試合は一時中断。再開後、大関がパンチをまとめて左フックでダウンを奪う。


(写真)最後の打ち合いでは大関の左フックよりも先に赤田が左フックを打ち抜いた

 大関は一気に詰めていきパンチを連打するが、赤田の左フックをカウンターでもらって逆にダウン。これで息を吹き返した赤田が打ち合いに行き、大関も打ち合いに応じて両者の左フックが数回相打ちになったところで大関がダウン。立ち上がるも足元がふらつき、レフェリーがストップした。


 逆転KOで場内を沸かせ、デビュー戦をKO勝利で飾った赤田はマイクを持つと「倒そうと思っていたんですがまさか本当に1R決着になるとは思わなくて、何を言っていいか分かりません。自分プロデビューが怖くて毎日寝れないほどだったんですが、皆さんのおかげで勝つことができました。僕はアマチュアでも数えるほどしかしあをしていなくて本当に怖かったんですけれど、12月両国国技館空いていませんか? 面白い試合ができると思うます。決定で! ありがとうございました」と、大胆にK-1出場をアピールした。

▼第3試合 Krush女子アトム級 2分3R
×AIKO(FREEDAM@OZ)
判定0-3 ※26-30×2、27-30
〇NOZOMI(TAD)


 NOZOMIは高校1年生で9月に16歳になったばかり。8月に開催された『K-1甲子園』に出場し、女子ワンマッチで関係者から高い評価を受け、今回のプロデビュー戦が決まった期待のルーキーだ。小学4年生から格闘技を始め、アマチュアで約70戦を経験しているという。対戦相手はプロ1勝1敗1分のAIKO。


 1R、軽快なフットワークのNOZOMIは飛び込んでの高速ワンツー。AIKOも前へ出てアタックを繰り返し、NOZOMIのストレートに右フックを返すが、NOZOMIが4連打を打ち返す。NOZOMIのフットワーク、出入りの速さ、そしてワンツーのスピードは目を見張るものがある。


 2Rは激しい打ち合い。NOZOMIがスピーディーなジャブ、ワンツー、AIKOは下がらずに負けじとフック、前蹴りを打ち返す。被弾する場面もあるNOZOMIだが、圧倒的なスピードと出入りの速さを見せる。終盤には右ハイをかすめる。


 3R始まってすぐ、AIKOの蹴りがローブローとなってNOZOMIはうずくまってしまう。インターバル後、再開すると両者再び打ち合い。左右ストレートを連打するNOZOMIにAIKOも打ち返してカウンターを奪う、NOZOMIの勢いは止まらずスピードのある連打を繰り出していく。AIKOが右ローを蹴ろうとしたところへ飛び込んでの右ストレートでダウンを奪う。


(写真)NOZOMIがダウンを奪った右ストレート

 その後も両者激しい打ち合いを展開。NOZOMIはK-1甲子園での試合でもそうだったように後半はクリンチが増えたが、スピードと手数で優ったNOZOMIが判定3-0で勝利。ニューヒロインの誕生を予感させる戦いぶりだった。

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