3月31日の日本大会でONE世界ライト級(※77.1kg)新王者となった青木真也が5月17日、シンガポール・インドア・スタジアムで開催される「ONE: Enter The Dragon」にて、クリスチャン・リーを相手に同王座防衛戦を行うことを、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO&会長がSNSで発表した。
3月31日、ONE東京・両国国技館大会のメインでエドゥアルド・フォラヤンからライト級王座を2年4カ月ぶりに奪還した青木。その次戦が、約1カ月半後の5月17日シンガポール大会に決定した。対戦相手は両国大会終了後に青木が「次は若い選手と戦いたい」と対戦をアピールしていたクリスチャン・リーとなった。
「MMAの未来形」と呼ばれるクリスチャンのつなぎ目のない動きについて、青木は自身のSNSで「彼には予定調和がない。構えて相手を見ての攻防が存在しない。ムエタイよりも早く、ボクシングよりも早いリズム」と高く評価。クリスチャンが16歳のときに初めてスパーリングをしたことも振り返り、現在の進化とのそのファイティング・システムについて考察を語っていた。
王座を奪回し、じっくり試合を選んでもおかしくない環境で、20歳で11勝3敗、朴光哲、横田一則、徳留一樹という日本人強豪を立て続けにフィニッシュしているクリスチャンとの試合を望み、実現させた青木真也。キャリア3年半で王座戦を決めたクリスチャンとの試合は、MMA16年目・44勝8敗1NCの戦績を持つ王者のさらなる扉を開くチャレンジングでスリリングなタイトルマッチとなりそうだ。
また、チャトリ氏は同大会から8選手によるキックトーナメント「ONEフェザー級キックボクシング・ワールドGP」が開幕することを発表。ジョルジオ・ペトロシアン、ヨーセングライ・フェアテックス、サミー・サナ、ジョー・ナタワット、アンディ・サワー、エンリケ・ケール、ペットモラコット・ペッチンディーの出場を明記し、さらにMMAではライト級ワールドGP準決勝としてアリエル・セクストンvsザイード・フセイン・アサラナリエフ、UFCからONEとの契約を果たしたセイジ・ノースカットがコズモ・アレッシャンドリと対戦することなども発表している。