キックボクシング
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【RISE】17歳のJKファイター宮崎小雪「SNSで喧嘩を売られたのでムカつきました」

2020/10/07 20:10
 2020年10月11日(日)神奈川・ぴあアリーナMM『RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA』で開幕のキックボクシング最強女王決定トーナメント「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」。同トーナメントのリザーブマッチに出場する宮崎小雪(TRY HARD GYM)が7日(水)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。  当初、リザーブマッチで第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)との対戦が決まっていた宮崎の先輩・平岡琴(TRY HARD GYM)は、シュートボクシング日本女子ミニマム級王者・女神(TIA辻道場)の欠場を受けて本戦に繰り上がり出場。  代わって小林とはシュートボクシングの元J-GIRLSミニフライ級王者MISAKI(TEAM FOREST)がリザーブマッチを戦うことになったが、そのMISAKIが頚部リンパ節炎に罹り診断の結果ドクターストップとなった。  そのためRISEは神村エリカ・トーナメントプロデューサーとも協議し、宮崎の緊急参戦が決定。小林と対戦することになった。宮崎は小学3年生から空手を学び、2019年8月のKAMINARIMON全日本女子トーナメントで優勝。アマチュア戦績10戦10勝(3KO)無敗の戦績を引っ提げ、16歳で2019年11月の『RISE GIRLS POWER』にてプロデビュー。そのデビュー戦は松谷綺とドローだったが、9月の『KNOCK OUT』ではKAREN(DRAGON GYM)にプロ初勝利を収めている。  公開練習では平岡と共にシャドーを披露し、平岡とマススパーを行った宮崎。空手仕込みの後ろ蹴りを繰り出すなど、得意とする蹴り技を存分に見せた。  文字通りのスクランブル参戦となった宮崎だが「食べても太りにくい体質なので急に決まってもすぐに(体重を)落とせる状態になっていました。今は48kgくらいなのであと数百グラムです。これはチャンスだと思って出ることを伝えました。前回の試合(9月13日のKNOCK OUT)が終わってからオフはとりました。1週間ゆっくり身体と精神面を休めて、練習に復帰してからはスイッチ入れて練習してきたので何の問題もないです」と強気。  平岡も「チャンスだと思ったし、急なオファーもしっかり受けられる準備をしていた小雪ちゃんは素晴らしいなと思います。ずっと一緒に練習もやっていたので練習量も問題ないのでかましてくれると思います」と話した。  対戦相手の小林のことを聞かれると、宮崎は「気持ちが強い選手だなと。一発がある選手なのでそこはしっかり注意しないといけない。普通にパンチが強そうだなと思います。あとボディとか上下に振るような動きが上手い選手だと思います」と評しながらも、「あんな大振りなパンチをもらうわけないし、遅いので普通にやれば勝てると思います。空手独特の蹴り技を出している印象はないのでそんなに警戒する必要はないかなって。蹴りは私の方が上回っているので、パンチだけ気を付けて戦う感じです」と、“怖いお姉さん”平岡ばりの毒舌ぶりを発揮。  小林がSNSで「勝ちに徹するおもんない試合は今大会に必要ないからバチバチでお願いしますね。逃げんなよ~」と投稿したことに対し、「SNSで喧嘩を売られたのでムカつきました。負けず嫌いなのでどんなに些細なことでも負けたくないと思います。相手の土俵でもやってやるって気持ちはあります。打ち合いじゃないですけれど、来たら負けず嫌いなので相手の土俵でも勝ってやろうってタイプなので打ち合うところは打ち合おうと思っています」と言い放つ。  平岡は「私もバチバチキャラだと言われていましたが、TRY HARDで一番バチバチなのはこの子なので(笑)。期待してもらえればと思います。めちゃめちゃ負けず嫌いだし、リングに上がると人が変わるくらい気が強いので期待して欲しいです」と、宮崎の気の強さに太鼓判を押す。  小林と同じく宮崎も空手出身。9歳の時から空手を学び、全日本大会で優勝する目標を達成したことからキックボクシングに転向したという。平岡からは「始めた時からずっと練習してもらって、空手からキックに転向した人だからこそ顔面への恐怖も分かってくれるし、空手を活かしたキックの戦い方を教えてもらっています」と言い、平岡も「(顔面パンチに対する恐怖心は)この子にはないです。今は完全にキックに慣れていますね。センスが良くて覚えが早くて言ったことをすぐに実践できるタイプ」と、その素質を高く評価。  宮崎は前回の初勝利について「単純に凄く嬉しかったですし、姉の若菜と同じ日に勝つことが出来て本当によかったです。プロで勝つことを覚えることができたのでそれは大きいと思っています」と勢いがついたとし、「今後はRISEのベルトを巻くことが一番の目標ですが、そのために1試合1試合結果を残していくことが大事なので、今回も急なオファーですがしっかり準備してきたので大丈夫だと思います」と、連勝を目指すと語った。
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