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【RISE】平岡琴の毒舌が止まらない「頑張ります、と言っただけで見てもらえるってどれだけ自惚れてんだ」

2020/10/07 19:10
 2020年10月11日(日)神奈川・ぴあアリーナMM『RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA』で開幕のキックボクシング最強女王決定トーナメント「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」。同トーナメントに出場する平岡琴(TRY HARD GYM)が7日(水)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。  平岡は極真会館の全日本女子ウェイト制空手道選手権軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。Krushでプロデビューし、近年はRISEで活躍。今年2月の『RISE GIRLS POWER 2』では3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹(NEXT LEVEL渋谷)に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れた。8月には『REBELS』に初参戦したが、今回のトーナメントにも参戦するerika(=erikaの後にハートマーク/SHINE那覇)の首相撲に捕まり、判定3-0(29-28×3)で敗れてしまった。  そのためトーナメント出場メンバーから外され、リザーブマッチに出場することになっていたが、1回戦でミネルヴァ・ライトフライ級王者sasori(テツジム/PRIMA GOLD)との対戦が決まっていたシュートボクシング日本女子ミニマム級王者・女神(TIA辻道場)が練習中の負傷により欠場。平岡が本戦出場に繰り上がり、1回戦でsasoriと対戦することになった。  公開練習では軽快な動きのシャドー、急遽リザーブマッチに出場することになった妹分の宮崎小雪とのマススパーを披露し、その後のインタビューではこれまで同様“毒舌”をまき散らした。  参戦発表の会見では「ぬるま湯に浸かっているチャンピオンたちに喝を入れようかなと思っています」「チャンピオンとして恥ずかしくないのか」と歯に衣着せぬ発言で話題となった平岡だが「その気持ちは変わってないです」とする。 「その私の発言を受けて、試合で魅せるみたいなことを言ってる選手が何人かいたんですが、何言っちゃってるのかなって。まずその試合を見てもらうために頑張らないと意味がないし、みんなが大事にしている試合の結果や試合内容は興味を持ってもらわないと始まらない。見てる世界が違いすぎて。もう放っておこうかなって思っています。  試合で盛り上げるのは当たり前のことで、その前に女子格闘技はまだまだ注目度がない。このトーナメントは今までにない大きなトーナメントで、まず知ってもらうことが大事だと思います。そのためにSNSとかで盛り上げないといけないと自分は思っていて。でも頑張っていたのは神村プロデューサーくらいだった。頑張りますと言うだけで誰が興味を持ってくれるのかなって思って。選ばれた覚悟が足りないというか、もっとやるべきことはあるんじゃないかなとずっと思っていました、  頑張ります、と言っただけで見てもらえるってどれだけ自惚れてんだと思います。でも試合で魅せると言っているので、頑張ってくださいって感じです」と、女子キックボクシングが大きな注目を集めるチャンスなのに試合前から盛り上げないで何をやっているのか、と憤る。  そこまで言うからには自身も覚悟を決めており、「みんなチャンピオンで強い選手がたくさんいますが、私はベルトを獲ってないですが本物を目指してやって来ました。日本最強メンバーが集まったのは間違いないですが負ける気はしていないし、実力でも自分が一番だと証明したいと思っています」と、実力も示したいとする。(写真)erikaをハイキックで捉えた平岡だが、erikaの突進を止めることはできなかった。今回はどうか 1回戦のsasori戦については「調子もめちゃめちゃよくてsasori選手の対策もしっかりしています。詳しくは言えませんが、あの突進力だったら私の攻撃がしっかり当たればカウンターで倒せると思います。向こうが出てきてくれる分、パワーも増すし倒せるチャンスはいっぱいあるのでKOを狙いたいと思います」と、sasoriの突進力を逆に利用するという。  sasoriと対戦経験のある寺山日葵(TEAM TEPPEN)は、erika(=名前の後ろにハートマーク/SHINE沖縄)がsasoriと同タイプと評したが、erikaと対戦経験のある平岡はどう見るか。 「ガンガン前へ来るのと気持ちが強い面で似ているとは思います。ガンガン来る系の一番強いやりづらい完成形がsasori選手だと思っています」と、やはり同タイプでさらにやりにくさがあるだろうと評する。しかし、erikaに敗れた悪夢が蘇るような試合になるのではと聞かれると「ぶっちゃけ苦手なタイプですが、そこを超えていかないとこの先がないので対策もしてきましたし、同じような負け方をしていたらerika選手との対戦で何も学んでいないということになってしまうと思うので、そこはしっかり超えたいと思っています」と、erika戦の反省をしっかり活かして攻略したいと話した。 「いろいろありますが、簡単に言うと相手に付き合わない。自分の良さを出すためにはどうすればいいか、いろいろ対策をしてきたので見て欲しいです」と、進化を見せたいとする。  そのerikaは1回戦で寺山と対戦。勝ち上がった方が準決勝で平岡 vs sasoriの勝者と対戦する。寺山 vs erikaの予想を平岡に聞くと、驚くような答えが返ってきた。 「私はerika選手が来るんじゃないかなと思っています。寺山選手もガンガン来るタイプは苦手にしていると思うので。erika選手は圧力が強いですし、組みが強いと言われていますがパンチ力がけっこうあったので、そこに対応しきれずerika選手が勢いでいっちゃうんじゃないかなって思っています。そこで私が準決勝でリベンジして、決勝で紅絹選手にリベンジできれば最高の形で優勝になるので、私はerika選手が上がってきてくれることを期待します」と、erikaが女帝・寺山をねじ伏せてしまうと予想した。
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