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【ONE】10月30日(金)に4大世界王座戦! ミドル級ンサンvs.デリダー、ライト級クリスチャン・リーvs.ラピクス、フェザー級ウェンvs.タン・リー、女子ストロー級ジンナンvs.テオ

2020/10/06 11:10
 ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長が5日、自身のSNSで2020年10月30日(金)に「ONE: Inside The Matrix」の開催を発表。4階級の世界王座戦を組むことを明らかにした。 ▼ONE世界ミドル級(※93.0kg)選手権試合 5分5Rアウンラ・ンサン(米国/ミャンマー)王者ライニア・デ・リダー(オランダ)挑戦者  メインイベントでは、ミドル級とライトヘビー級のONE二階級世界王者、アウンラ・ンサンが、ONEミドル級世界タイトル防衛をかけて、無敗のトップコンテンダー、ライニアー・デ・リダーと戦う。  ンサンは前戦、2019年10月の日本大会でライトヘビー級王座を賭けてブランドン・ヴェラと対戦し、2R TKO勝ち。2017年6月のヴィタリ・ビグダシュとの再戦の判定勝ち以降、ONE7連勝をマークしている。  デ・リダーは、柔術黒帯かつ驚異のストライカー。12勝0敗で、ONEでは3連勝中。2020年2月には、5度のブラジリアン柔術世界王者に輝くレアンドロ・アタイジを判定で下し、王座挑戦の機会を獲得した。 ▼ONE世界ライト級(※77.1kg)選手権試合 5分5Rクリスチャン・リー(米国/シンガポール)王者ユーリ・ラピクス(モルドバ)挑戦者  ONEライト級世界王者クリスチャン・リーが14勝無敗のユーリ・ラピクスを迎え、初の王座防衛戦に臨む。現ONE世界女子アトム級王者アンジェラ・リーの弟クリスチャンは、2019年10月、日本大会以来の試合。ONE4連勝中だったザイード・フセイン・アサラナリエフを判定で下している。  対するラピクスは、イタリア・ミラノの「チーム・ペトロシアン」所属で、ONEフェザー級キックボクシングWGP王者のジョルジオ・ペトロシアンとともにトレーニングをしており、ONE参戦以来破竹の快進撃を見せている。2019年5月にシャノン・ウィラチャイをリアネイキドチョークで極めると、2020年2月には、マラット・ガフロフも同じリアネイキドチョークで67秒で仕留めている。 ▼ONE世界フェザー級(※70.3kg)選手権試合 5分5Rマーティン・ニューイェン(豪州/ベトナム)王者タン・リー(米国)挑戦者  ONEフェザー級世界タイトルマッチは、2017年8月にタイトル獲得以来、フェザー級の王者として君臨し続けるマーティン・ニューイェンが、公式ランキング3位のコンテンダーで、元LFAフェザー級王者のタン・リーと対戦。  ニューイェンは、2017年8月にフェザー級でマラット・ガフロフをKOに下し、同年11月にライト級でもエドゥアルド・フォラヤンもKOするなどその強打で同時二階級を制覇。続く2018年3月の世界バンタム級王座戦ではビビアーノ・フェルナンデスにスプリット判定で敗れ、三階級制覇はならなかったものの、同年5月にはフェザー級でクリスチャン・リーとの再戦をスプリット判定で勝利するなどトータルファイターとしての進化も見せている。  同年7月のONE暫定世界「バンタム級」王座決定戦でケビン・ベリンゴンに判定負けも、前戦2019年4月のマニラ大会ではジャダンバ・ナラントンガラグと対戦し、2Rに右ローキックを効かせての右の二段跳びヒザ蹴りでKO勝利を挙げ、フェザー級王座の2度目の防衛に成功。8月には松嶋こよみもボディ打ちでコーナーにつめてテイクダウンを切ってのパウンドで、2R TKO勝利。3度目の王座防衛に成功している。  対するMMA11勝2敗のタン・リーは父からテコンドーを、ライアン・ホールから柔術を習ったというベトナム系米国人ファイター。“ノックアウト・アーティスト”として知られ、2019年5月のONEデビュー以来、ユサップ・サーデュラエフ、元ONEライト級世界王者の朴光哲、高橋遼伍をフィニッシュするなど、ONE3戦負け無しだ。 ▼ONE世界女子ストロー級(※56.7kg)選手権試合 5分5Rション・ジンナン(中国)王者ティファニー・テオ(シンガポール)挑戦者 ONE女子ストロー級世界王者のション・ジンナンに、公式ランキング1位のコンテンダー、ティファニー・テオが挑む。  両者は2度目の対戦。最初の対戦となった2018年1月「ONE: KINGS OF COURAGE」では、ジンナンがテオを4R TKOに下し、初代ONE女子ストロー級世界王座を獲得した。  その後、ジンナンはラウラ・バリン、サマラ・サントス、アンジェラ・リーに勝利し、2019年10月には1階級下のONE世界女子アトム級王座戦でアンジェラと再戦。5R リアネイキドチョークで敗れている。  一方のテオは、2018年11月に公式ランキング2位のミッシェル・ニコリニに判定勝ち、2020年2月には4位の三浦彩佳を倒し、着々とランキングの上位まで上り詰めてきた。 ▼ライト級(77.1kg)エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)アントニオ・カルーゾ(豪州)  ONEライト級世界王者に3度輝いた、エドゥアルド・フォラヤンが、アントニオ・カルーソと対戦。フォラヤンとカルーゾは前戦でいずれも長身のピーター・バウシュトに判定で敗れており、ライト級のザバイバルマッチとなる。 ▼女子アトム級(52.2kg)リトゥ・フォガット(インド)ノウ・スレイ・ポヴ(カンボジア) インド・レスリング世界王者でシンガポールEvolve MMA所属のリトゥ・フォガットはONE2連勝中。カンボジアの新星ノウ・スレイ・ポブと対戦し、ONEデビュー3連勝を狙う。  ラウェイも戦うスレイ・ポブは2019.0年2月のONEデビュー戦でリカ・イシゲを判定で破る金星。しかし5月にはプリシラ・ガオールに判定負けとなっている。  ONEは10月9日(金)に、本拠地シンガポールにて、「ONE: REIGN OF DYNASTIES」を無観客で開催することを正式に発表。シンガポール大会の再開に先駆け、7月31日からバンコクでタイ人選手およびタイ周辺在住選手を中心としたリングを使用した大会を開催していた。  シンガポール保健省は10月3日に、新たに判明した1日当たりの新型コロナウイルス感染者が6人だったことを発表。3月以来、半年ぶりに感染者数を1桁に抑え込んでいる。人口約570万人のシンガポールでピーク時には連日1,000人を超える感染者が出ていたが、政府は4月にマスクの着用を義務化、さらに隔離政策や90万人におよぶ検査を行い流行をほぼ封じ込めていた。
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