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【RISE】“女蹴”sasori、1回戦の相手変更にも「相手が変わっても何も変わらない」

2020/10/05 19:10
【RISE】“女蹴”sasori、1回戦の相手変更にも「相手が変わっても何も変わらない」

公開練習ではサウスポーから繰り出す左ストレート、左ミドルを中心とした動きを見せたsasori (C)RISE

 2020年10月11日(日)神奈川・ぴあアリーナMM『RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA』で開幕のキックボクシング最強女王決定トーナメント「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」。

 トーナメントに出場する、ミネルヴァ・ライトフライ級王者sasori(テツジム/PRIMA GOLD)が大阪府内で公開練習を行った。


(写真)寺山戦で攻撃をもらっても笑いながら前へ出続けるタフファイトを演じたsasori

 sasoriはアグレッシブなファイトスタイルで9勝(1KO)3敗2分を誇る現NJKF女子王者。2019年9月、ミネルヴァ王座を獲得。今年2月にはシュートボクシングに参戦し、5勝3KO無敗の快進撃を続けていた女神と対戦。サウスポーから繰り出す左ボディ&左フックを中心に、パンチを全く止めずに打ち合いへ行くスタイルで女神からダウンを奪い、延長戦で判定勝ち。7月にはRISEに初参戦するとRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵を相手に、攻撃をもらっても“効いてないよ”とばかりに笑みを浮かべながら前進を続け、延長戦で敗れるも大きなインパクトを残した。


 当初は1回戦で女神との再戦が決まっていたが、女神が練習中の負傷により欠場。代わってトーナメントリザーブマッチで参戦が決定していた平岡琴(TRY HARD GYM)と1回戦で対戦することとなった。

 sasoriは「残念です。再戦を楽しみにしていたんですが…でも誰が相手でもいつも同じことをするので問題はない。相手が変わっても何も変わらない」と、相手云々は関係ないとする。平岡の印象を聞くと「今まで強豪たちとしのぎを削ってきているし、経験豊富で気持ちも強い素晴らしいファイターだと思っています」と高評価。


 zoomで参加した平岡が「sasori選手の印象は寺山選手とやった試合を見させていただきました。最近の女子選手は上手い選手が多いですが、強い選手だという印象です。不気味だし、気持ちが強いし」と評すると、sasoriは「まあ、その通りですね」とうなずく。

 同席したテツジム姫路支部の飛竜支部長は、sasoriが試合中に浮かべる笑みについて「ジムの皆さんはみんな(sasoriを)恐れています。ちょっと頭がおかしいのでは。キン肉マンのウォーズマンのような感じ」と説明した。


 絶対に退かない圧力の強さを養うためにどんなトレーニングをしているのかと聞かれると「特にないですが、小学校の時に女相撲をしていました」と答え、なるほどそれがあの圧力につながるのかと記者が納得していると、「嘘です。すいません」という茶目っ気ぶりも発揮。退かない強さは「ハートです」とした。


 また、sasoriにとってのキックボクシングとは、との質問には「クリープみたいなもの」とのことで、なくてはならないものということらしい。いつも愛用しているコスチュームは「あれを着て近所のコンビニへ行く」ほど気に入ってるそうだ。

 最後まで煙にまくような質疑応答が続き、結局謎のままのsasoriであった。

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