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【RIZIN】名参謀マイク・ブラウンが「堀口恭司は100%に戻っている!」と太鼓判。米国に新居を構えた堀口の“決意”とは?

2020/10/01 11:10
 元RIZIN&Bellator世界バンタム級王者の堀口恭司を、米国のアメリカン・トップチーム(ATT)でコーチするマイク・ブラウンが30日、自身のSNSで堀口の完治と復活を宣言した。 「世界最速のバンタム級を忘れていないことを願うよ。堀口恭司 @ kyoji1012 は、2020年の全試合を怪我で欠場したけど、100%に戻っている。今年の終わりまでに、彼はこの惑星の誰にでも勝つことができることを示すと確信しているよ」  2019年11月に右膝前十字靭帯断裂と半月板損傷の手術を行った堀口は、全治10カ月の診断のなか、9月大会を万全を期するために回避し、大晦日出場を目指しているが、ブラウンは堀口の回復を「100%に戻った」と言い、年末までに「誰にでも勝てると証明出来る」と完全復活を宣言した。  さらに、ファンから「アサクラは強い。ブランクを終えたキョウジは勝てるのかな?」と問われると、「待ちきれないね!」と回答。その言葉に堀口も「押忍」と力強く答えている。  日本マットにも参戦しているブラウンは、2016年から2019年まで4年連続の「MMAコーチ・オブ・ザ・イヤー」を受賞する名参謀。堀口が全幅の信頼を置いており、最先端のMMA技術やトレーニングを日々堀口に伝えるだけでなく、米国での車の購入における交渉まで担当してくれる面倒見の良さの持ち主だ。  そんなブラウンは、米国での堀口について、本誌の取材に、「ここアメリカで、他に誰も日本語を話す人がいないような場所で一人で暮らし、こんなタフなスポーツを戦わなくてはならない。MMAは過酷だよ。怪我もあるし、多くの痛みを伴うものだ。でもキョージは、そういう全てを克服してやり抜いてきているんだよ。常に自分を鼓舞してトレーニングを続けることでね。彼は本当に、うちの若い選手たちにとって良い手本だよ。だから僕らは、寮の名前を彼にちなんで名付けたんだ」と、堀口の格闘技に向かう姿勢に敬意を示して、ATTの選手寮を「ホリグチ・ホール」と名付けたことを明かしている。  実は、そんな「ホリグチ・ホール」を堀口も卒業するときが来た。フロリダで家を購入したのだ。  9月27日には自身のYouTubeチャンネルで「【新居公開】アメリカで購入したプール付き一軒家の新居ルームツアー!」をアップ。単身ながら、ベッドルームが4つ、バスルームが3つある、中古の自宅を自身用にリノベーションしている様子を公開している。 「あまりものを置きたくない」という堀口のリビングにはソファーなどが運び込まれ、キッチンには白米と炊飯器。カレールーもスーパーで購入しているが、「好きな梅干しが全く無いから、ピクルスとかを食べて塩分補給している」と笑顔を見せている。  広い自宅を掃除するのは、ハウスキーパーではなく自動掃除機。「ルンバ君は毎日掃除してくれるのですごく助かりますね。この広い家は掃除が大変なので」と、“ルンバ君”と名付けて、米国アイロボット社のロボット掃除機を愛用していることなども紹介している。  気取ることがない堀口は、トップファイターとしては慎ましやかな生活ぶりを披露しているが、ファイターとしてのこだわりも見せている。  そのひとつが疲労回復のための睡眠だ。  マスターベッドルームには、スウェーデンに本社を置く寝具メーカーTEMPUR(テンピュール)のキングサイズの電動リクライニングベッドを採用。米国宇宙財団NASAより「認定技術」ロゴの使用を許可された同社のバイブレーション付きのベッドを「広くて気に入っています」と言う。 「ちょっと高いけど、身体資本で格闘技をやっているのでいいベッドを買いました」と、あくまで格闘技を第一に考えた、新居での新たな生活を語る堀口は、さらに、驚くべきプランも明かしている。  前述した通り、ベッドルームは4つ。その残り3つのベッドルームを、「ATTのお金の無いファイターを助けてあげたいなと思って、シングルベッドとかを置いて、自分の家に泊めてあげるために、それぞれひとつの部屋として作りました」という。  日本から単身、フロリダに移り住んだが、誰もが堀口のように異国で強くなれるわけではない。ブラウンコーチも、「もし僕が彼の立場だったら、本当に辛い思いをしていたと思うんだ。1週間毎日24時間ジムにいるわけだからね」と、そのメンタルを心配するほどだ。そんななかでも、ブラウンは堀口が弱音を吐いたのを見たことが無いという。「キョージはそういうことはしないね。唯一、僕が彼から聞いたのは、『退屈だ』ってことだけだよ(笑)」  堀口は、続く後進のために、世界中から集まるATTのファイターのなかで、恵まれない境遇にいる選手を、自宅に住まわせてもいいと考えているというのだ。  そして、日本の至宝は、亡き二瓶弘宇先生から受け継いだ空手をいつか、米国で指導したいとも考えている。本誌の取材に堀口は、「ATTのオーナーにもマイク・ブラウンにも凄くお世話になっているので、恩返しという部分でも、将来的にはこっちでコーチになるのも良いかと思っています」と、そのプランを語っている。 【写真】セコンドとして来日したときのマイク・ブラウンコーチと堀口。年末、再び雄姿を日本で披露する。  以前は「米国では“無になります”」と、練習に集中するために感情を捨てていることまで語っていた堀口だが、チームとして良い時も悪い時も辛苦をともにした信頼できる仲間を得て、いつしかその根を同地に張っていた。  MMAのなかでも戦える堀口にとっての空手の伝播は、指導のみならず、いまは実戦のなかで示すことが出来る。 「やらないといけないことがある。本当にまた“世界”に行きたいので、しっかりとやって行きます」と、再起に向けて語る。  9月27日の「RIZIN.24」では、バンタム級王者の朝倉海が、ノンタイトル戦で元PANCRASEライト級王者の昇侍を1R2分37秒、カウンターの右ストレートからサッカーキックでTKO。あらためて大晦日出陣を宣言した。その直後、「年末が楽しみだ!!」とツイートした堀口。それをバックアップするブラウンの「待ちきれない」の言葉。 “世界の至宝”は再戦に向け、「100%」で挑む。
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