2020年9月12日(土)東京・後楽園ホール『NJKF 2020 3rd』で開幕する「S1女子ジャパントーナメント」。
『S1』はムエタイの大物プロモーターであるソンチャイ・ラタナスパン氏が主催する大会で、2003年12月から行われている。NJKFとソンチャイ氏との提携関係が結ばれたことにより、昨年は日本人による「S1ジャパントーナメント」が55kgと65kgの2階級で開催された。今回は世界で初めての開催となる女子のトーナメントが行われる。当初は6月大会から開幕するはずだったが、新型コロナウイルスの影響で今大会に延期となっていた。
優勝者にはS1ジャパンのタイトルの他、タイでS1のタイトルマッチやIBFの世界ランキング入りといったチャンスが与えられるという。その1回戦で対戦するNJKFミネルヴァ認定スーパーバンタム級&WMC日本同級王者☆SAHO☆(闘神塾)とJ-GIRLSフライ級王者・梅尾メイ(チーム・バルボーザ・ジャパン)のインタビューが主催者を通じて届いた。
☆SAHO☆「試合を見てもらったら分かると思います」
――トーナメントが延期になった期間でレベルアップしたいと話していましたが、この期間をどのように過ごし、どうレベルアップすることができましたか?
「特別なことはしていないです」
――自身は“イケイケファイター”とのことですが、この面に関しては今回いかがですか? さらにイケイケ度が増している?
「イケイケって言いましたか(笑)。試合を見てもらったら分かると思います」
――対戦相手・梅尾選手の印象を改めて聞かせてください。
「他団体のチャンピオンなので強いと思ってます」
――対戦相手の梅尾選手も自身を「気持ちでガンガン行くパンチャー」と話して激しい試合になりそうですが、これに関しては?
「そうですね。場面でそうなれば」
――そんな相手にどう戦って勝ちますか?
「練習してきたことを、やるだけです」
――トーナメント出場4選手の中で自分がまさっているところを教えてください。
「気持ちの強さです」
――以前、自分は各チャンピオンと戦ってきていて経験があり、格が違うと話していましたが、やはりそういった自負がある?
「自信ありますね」
――改めての意気込み・メッセージをお願いします。
「私は世界チャンピオンになることが目標なので、このトーナメントは通過点と思っています。一回戦きっちり勝って、11月優勝します。応援宜しくお願い致します」
梅尾メイ「バッチバチの熱い試合ができそうで楽しみ」
――トーナメントが延期になり、この期間は我慢の時期と話していましたが、どのように過ごし、またどんな風に成長・レベルアップができましたか?
「6月の試合に向け練習して調子がよく、その後延期になり、とにかく体力やメンタルを落とさないようにその中でさらにパワーアップできるよう常に意識していました。練習場所も限られていましたが、やり方は考えればたくさんあるのでやれることをやっていました! その期間の努力の差は出ると思います」
――対戦相手SAHO選手の印象を改めて聞かせてください。
「気が強そう。でも、その方がこっちもスイッチが入るので楽しみです」
――SAHO選手も自身を「イケイケファイター」と話して激しい試合になりそうですが、これに関しては?
「自分はゴーゴーファイターなので(笑)、バッチバチの熱い試合ができそうで楽しみです」
――そんな相手にどう戦って勝ちますか?
「ムエタイルールを尊重してイメージ通り倒して勝ちたいですが、泥試合になってでも意地でも勝ちたいです」
――他の3選手に比べ、スタミナやメンタルは負けないと話していましたが、この面に関しては今回どうですか? やはり自信あり?
「はい、もともとスタミナもメンタルも弱かったので、やってきたことを思い出して強くなったことを自分に証明したいです」
――これも以前、強くなるために苦しいことを乗り越えてきたと話していましたが、今回はどんなことを乗り越えてきましたか?
「もちろん毎日の練習もですが、今回の階級は減量がない分、大きい人との試合を想定したスパーはすごく大変でした。プレッシャーで息切れもするし全然当たらないし痛いところばかりだし(笑)。でもそれをやってきて自信にもなっているので試合で出せたらいいなと思います」
――改めての意気込み・メッセージをお願いします。
「まず、この中で1番になりたいです。そういう気持ちとかが試合で伝えられたら嬉しいです。応援よろしくお願いします」