12.31「RIZIN 14」さいたまスーパーアリーナ大会に向け、前日計量を翌日に控えた選手たちが会見を行っている。(※追記あり)
◆那須川天心「自分が勝っているところも見つけた」
「コンディションはいいです。減量がないので疲労だけ抜いて、いつも通りかなという感じです
(メイウェザーがまだ到着していないようだが?)時差とか大丈夫かなと。まあ、本当に試合は絶対やると思っているので。自分は100パーセントを出すだけです。チャレンジャーとして挑めるのでメンタル的にはいいです。
(試合展開は)メイウェザー選手は自分の攻撃をよけようとしてやってくると思うので、こちらは今までやってきたことを──パンチを絶対に当てたいと思います。
(減量が無い状況は)アマチュア以来。アマチュアでは体重差があるなか試合をしていましたが、減量しなくていいのはそれ以来です。動きは試合をしないと分からないです。調整的には楽でしたが。
(スピードでは優る?)ハンドスピードや全体的なスピードではメイウェザー選手が上だと思いますが、自分が勝っているところも見つけたので、あとはキックボクシングの技術も使って。(勝っているところとは?)一瞬のスピード、それに間合いはボクシングとは違うと思っています。
(当てるパンチの種類はどのくらい用意できた?)種類というよりパターンですね。それが出せるか出せないか。
(メイウェザーは那須川選手の攻撃を避ける展開が予想されますが、倒しにきたときの想定は?)それを考えていたんですけど、倒しにきたら……全身体能力を使ってもらわない動きをしたいと思います。仮にもらったとしてもなんとかなる。
(金髪について)このところ金髪でいい試合が出来ているので、それにちなんで、その勢いで今回も金にしました。すごく強い主人公はだいたい金髪なので。ドラゴンボールしかり。僕も主人公になりたいと思います。髪型は獣のイメージです。
(米国では)リナレス選手のジムでトレーニングし、マスをやったり、当てるためのテクニックを勉強しました。海外から反響があったことは嬉しかったです。英語のコメントからも勇気をもらいました。
(ルールはもう完全に決まっている?)決まっていると思います。(陣営から「まだ」というジェスチャーがあり)あっ、まだみたいです。自分は決まったルールでやるだけです。
(もしキックが許されたら)キック無しのルールになってますけど、ありだったらムチャクチャ蹴ってやりたいです(笑)。
(試合を優位に進めてもう一回やりたいと言われたら?)そうですね……蹴りありで(笑)、どっちでも大丈夫です。
(恐怖心は?)結構あったんですけど、忘れました。(ルールについて不公平感は?)それもないですね。
(今後どう進化する?)年齢も20歳なのでもっともっと成長もできると思いますし、のびしろもあります。今回、いきなりのチャレンジですが、これを越えてまた道が広がるかなと思います。
(ファンにメッセージを)今回、こういう試合を組んでいただき嬉しいです。正直怖かったですけど、周囲や皆さんのサポートのおかけで戦いに挑む気持ちがすごくあります。今回、挑戦する覚悟、生きざまを見ていただきたいです。
(ボクサーでも日本人では戦えないメイウェザー戦を前にボクシング界も背負って戦う?)ボクシング界というより、メイウェザー選手を倒してやりたい、日本のアスリート代表として戦いたいと思います」