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2020年9月26日(土)「Krush.117」(後楽園ホール大会)の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・一回戦」で、森坂陸(エスジム)と対戦予定だった斗麗(WIZARDキックボクシングジム)が、右手首キーンベック病全治2カ月と診断され、今大会を欠場することとなった。
公益社団法人日本整形外科学会のサイトによると、キーンベック病とは「手首の月状骨がつぶれて扁平化する病気」。「職業的には手を良く使う青壮年の男性に多く見られ」、症状は「手を使った後、手首に痛みと腫脹が見られる。握力が低下し、手首の動きが悪くなる」という。
斗麗は、「試合を楽しみにして下さっていた皆様、対戦相手の森坂選手、所属ジム関係者の皆様、練習中の怪我により、病院からストップがかかり、このトーナメントに出場出来なくなってしまい、本当に申し訳ありません。僕自身も悔しい思いでいっぱいですが、毎試合全力で勝つために臨んで来た結果なので、後悔はありません。この経験を乗り越える事も、世界一強くなるという、夢を叶える為の試練だと思っています。必ずパワーアップしてリングに戻ってきます。待っていて下さい」と前向きなコメントを発表している。
なお斗麗の欠場に伴い、対戦カード・トーナメント出場選手が以下に変更となった。
▼第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・一回戦
森坂 陸(エスジム)
山浦力也(北斗会館浅科道場)
山浦は北斗会館浅科道場所属で、K-1甲子園2018 -60kg王者。迅也の弟で、2020年4月の『KHAOS.10』で行われたK-1選抜vs格闘代理戦争“7対7 全面対抗戦”では副将戦に登場。稲垣澪に最終ラウンドでKO負けを喫するも、その直前には左フックをヒットさせ、稲垣をグラつかせるなど健闘を見せている。
森坂戦の決定に、山浦は「最初この話がきた時は『自分でいいのか?』と思ってびっくりしました。でも、こんな大きなチャンスはめったにないですし、このチャンスを逃したらもったいないと思い、覚悟を決めてこの試合を受けました。(前回の試合以降)パワー、スピード、テクニック、全てを上げる練習をしていました。
対戦相手の森坂選手はフェザー級のトップで戦っていて、目が良くてトリッキーでレベルの高い選手だなと思います。(戦いたい相手は?)準決勝で岡嶋選手、決勝で新美選手と戦ってリベンジしたいと思ってます。(Krushのベルトについて)プロになって一番最初にKrushのベルトを取りたいと思っていたので、このベルトが欲しい気持ちは誰にも負けない自信があります。
今回このような大きなチャンスが来たので、このチャンスをものにして、自分がチャンピオンになります。いつも応援して下さる皆さんに恩返ししたいと思います。試合までの残りの期間、死ぬ気で練習して人生をかけてトーナメントに挑むので期待していて下さい。応援よろしくお願い致します」と意気込みを発表している。