ラジャダムナン王者の竜哉がメインを飾り、カイトが約1年ぶりに日本での試合に臨む
2020年10月4日(日)に『BOM~The Battle Of MuayThai~BOM WAVE02 -Get Over The COVID-19-』の開催が決まった。今大会は6月に開催された『BOM WAVE01』に引き続き無料LIVE配信が行われる。
リリースによれば「いまだ続く新型コロナウィルス渦で各興行試行錯誤しながら徐々に格闘技大会が行われておりますが、まだ以前のように大盛況の会場で楽しんでいただける状況ではないと判断し、今回も引き続き無料LIVE配信という形をとりました。また、細心の注意を払い少数ではありますが会場内でご観戦いただけるVIPシートを用意いたします」とのことで、今回は無観客大会ではなく少数の観客を入れての開催となる。
その対戦カード第一弾が発表され、メインイベントではラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者、IBFムエタイ世界同級王者、WPMF世界ミニフライ級王者の三冠王である竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)が、リュウノスケ・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ・プロモーション)と対戦。
(写真)現役ラジャダムナン王者の竜哉(右)
竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。
2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目のIBFムエタイ世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目のラジャダムナンスタジアム王者に。凱旋試合となった12月のWPMF世界ライトフライ級王座決定戦では判定2-0で惜敗したが、今年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得した。
対するリュウノスケはジュニア時代からタイでの試合経験を積み、ムエタイ経験は11年。ラジャダムナンスタジアムでも試合を行う和製ムエタイ戦士。
また、セミファイナルではBOMバンタム級王座決定トーナメント1回戦3分5Rで、カイト・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ・プロモーション)vsユット ZERO(ZERO)が決定。
(写真)ムエタイ界のメジャーリーガーであるカイトが凱旋試合
カイト(福田海斗)はタイで活躍を続ける日本人選手。中学1年生でタイにてプロデビューし、タイで試合を重ねてルンピニーとラジャダムナンのランキングに何度も名を連ねる。2015年3月、WPMF世界フライ級王座獲得。同年11月には藤原敏男以来となる、日本人2人目のルンピニー&ラジャダムナン2大殿堂同時ランクインを果たし、12月にはタイ国プロムエタイ協会フライ級王座も獲得。同年の最優秀外国人選手に選ばれた。
2018年9月にTrue4Uスーパーフライ級王座を獲得、2019年10月には日本の『Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.6』でルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者ルンナライをKO撃破し、True4Uバンタム級王座を奪取するなど、本場タイのムエタイで最も活躍する日本人選手として知られる。日本での試合は2019年10月以来で、関東での試合は実に2016年7月以来となる。
対するユットはキックボクシングジムZEROのタイ人トレーナー。2019年2月の『BOM』に出場し、加藤有吾にKO負けを喫している。
なお、会場は非公開。配信やVIPシートなどの詳細は後日発表される。
<決定対戦カード>
▼メインイベント BOM -50kg契約 3分5R
竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)
リュウノスケ・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ・プロモーション)
▼セミファイナル BOMバンタム級王座決定トーナメント 1回戦 3分5R
カイト・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ・プロモーション)
ユット ZERO(ZERO)